最近やる気がなく、仕事に行く気がしない、誰にも会いたくないなどと言った症状は、知らず知らずのうちに食べている、食べ物が原因かもしれません。
というのも、『CBS THIS MORNING』の「Too much junk food can lead to depression」の記事によると、毎日食べ続けると、肥満だけでなく、私たちの脳機能にも影響を及ぼし、うつ病になるリスクまでも高めてしまう食べ物があることが分かったのだそうです。
うつ病リスクを高める可能性のある食べもの
ラスバルマス大学とグラナダ大学の研究チームが約6年間、9,000人ほどを対象に、ハンバーガーやホットドッグなどのファストフードをどれくらいの頻度で食べたか、という調査を行いました。調査当時、うつの症状が見られなかったのに対し、調査が終わる頃には、約500人もの人にうつの症状が見られたのだそうです。
うつ病リスクを高める可能性のある食べものがこちら。
・ドーナッツ
・クロワッサン
・ピザ
・ハンバーガー
・ホットドッグ
どれも多くの人に愛され、みなさんが1度は口にしている食べ物ですよね。
これらのファストフードを一番多く食べた人は、ファストフードを一番食べなかった人に比べて、うつになる危険性が51%も上昇したのだとか。
これらのジャンクフードに共通することは、脳がおいしいと錯覚してしまう化学調味料や、悪玉コレステロールを増やすと言われるトランス脂肪酸や飽和脂肪酸が多く含まれることが指摘されています。
うつ病のリスクを減らす食べもの
「この調査結果は、本当に本当にショッキングなことです」と語る、ホーリー・フィリップ博士は、以下のものを食べることで、うつのリスクを減らすことができると語っています。
・サーモン
・野菜、果物
・豆類
・ナッツ類
脳、神経機能の促進に良いと言われる“オメガ3脂肪酸”が豊富なサーモンや、抗酸化力の高い野菜や果物、過酸化脂質を分解する抗酸化作用のあると言われる豆類やナッツ類を多く摂取すると、抗うつ作用が期待できるのだそうです。
ドーナッツ、クロワッサン、ピザ、ハンバーガー、ホットドッグが全て一概に危険だとは言えませんが、ファストフードは、便利な反面、製造過程で人体に不必要な、化学的に作られたものが加えられていることがほとんど。
最近どうも調子が悪いなと感じることがあれば、自分が食べているものをもう一度見直してみる必要があるかもしれません。