受験シーズンもたけなわ。お子さんの受験がもう終わった方も、まさにこれからという方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
この受験、当事者からすると、どうしても子どもの一生を決める大きな節目と捉えがちですが、ちょっと違った視点でみると、また子どもの違う良さが発見できるかもしれません。
もともと、子ども達は、受験的な意味での学力だけではない、多くの可能性を持っています。そんな、学力以外の”子どもの感性”を親が見い出せるかどうか?というのも、気にしてあげたいポイントです。
そこで今回は、清水克彦さんの著書『頭のいい子が育つ パパの習慣』を参考に、子どもの”才能”を見い出すポイントについてご紹介してみたいと思います。
■1:ちょっとした行動を見逃さない
<プロゴルファーの丸山茂樹選手の父親、護さんは、茂樹少年が三歳の頃、おもちゃとして買い与えたゴルフクラブを器用に使いこなしたことから、ゴルファーとしての素質を感じたという。>
本当にちょっとした子どもの行動を見逃さない、というのはやはり親でないと出来ませんよね。
世界を舞台に活躍したプロゴルファーも初めは、こんな些細なことから始まったとのこと。じっくり子どもと向き合いましょう。
■2:子どもが集中しているものを観察する
<全国屈指の難関中学である開成中に息子を合格させた父親は、本人いわく、自分自身が高校卒のため、息子にも過度な期待を寄せていなかったが、息子が小学校低学年の頃、パズルに興味を持ち、何時間でもパズルに興じているのを見て(これは……)と感じたという>
これなども、本当に些細なこと、と見逃しがちですが、子どもの”集中力”は時として、とてつもないことをやってのけます。
パズルに熱中する姿を見て、受験をさせようと思った、というひらめきが、親ならではでないでしょうか。
■3:ユニークな感性を評価する
<本来なら木を紫色に塗るのは間違いだ。通信簿では到底、良い評価はあげられない。しかし、その先生は、その子の感性に感動し、通信簿で評価してあげられない代わりに、(先生は君の感性を素晴らしいと思うよ)という意味を込めて、紙で金メダルを作ってプレゼントした>
この子は、小学校の写生の時に、木を紫に塗っていたらしいのですが、このような評価が、結果的にその子の才能を伸ばすことにつながり、これをきっかけに美大に進学したということです。
こういった、オリジナルの感性をどこまで評価できるか?ということが、子どもの将来にとても影響を与えるのですね。
以上、清水克彦さんの著書『頭のいい子が育つ パパの習慣』を参考に、子どもの”才能”を見い出すポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
本当に、些細なことがきっかけで、子どもの未来は大きく変わります。受験も大事ですが、子どもに過度のプレッシャーをかけることなく、もともと持っている適性を伸ばす、という視点も親は持ち合わせたいですよね。
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