農業分野での障害者の雇用促進について考えてもらおうと、長岡市で5日、講演会が開かれました。この講演会は、農業の分野での障害者の就業を支援している長岡市のNPO法人が開いたものです。はじめに、主催者を代表してNPO法人の家老洋代表が、長岡市の栃尾地区で障害者が地域の高齢者とともにコメや野菜の栽培などに携わるみずからの活動について紹介したうえで、「障害者が誇りをもって仕事ができる環境づくりが大切だ」と訴えました。
また、富山市のNPO法人の担当者は、「障害者が農業に携わることで、中山間地が抱える高齢化や担い手不足などにも貢献できる」と訴えました。
参加した長岡市の54歳の女性は、「新潟県は農業が盛んなのでうまく活用すれば障害者の雇用が増えるのではないかと期待しています」と話していました。
主催したNPO法人「UNE」の家老代表は、「農業には種まきや収穫、レストランの運営などさまざまな仕事があり、障害者の状況に応じた仕事があるので、障害者雇用への理解を深めてもらいたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034892391.html?t=1391620078306