「ベジ・ファースト」って聞いたことありますか?その名の通り食事をする時に、野菜から先に食べることを言います。野菜を先に食べるとカラダに良い!ダイエット効果がある!なんて言いますよね。栄養士が「ベジ・ファースト」の効果について、カラダの仕組みと、その理由についてお伝えします♪
ベジ・ファーストでダイエット♪
野菜を先に食べると、どんな効果があるのでしょうか?
その理由は大きく2つあります!
■食べ過ぎ防止!
ダイエット中でも、ついつい食べ過ぎてしまう日もありますよね。
人間がお腹いっぱいと感じるには、胃に食べ物が入ってすぐではなく、なんと20分後くらいなんです。人間は、脳の視床下部にある満腹中枢がはたらくことで、お腹がいっぱいになったと感じます。
野菜は低カロリーであることに加え、歯ごたえがあるものが多いので、自然と噛む回数が増えます。よく噛む事で必然と食事時間が長くなり、満腹中枢が刺激されやすくなる、つまりお腹いっぱいになったと感じやすくなります。
大好きなおかずや、ご飯を先に食べるのではなく、野菜を先に食べることで、自然と食べ過ぎ防止につながりますよ♪
■食後血糖値の上昇を穏やかにする
野菜を先に食べると、食後血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。それは、野菜の豊富な食物繊維によるもの。ではなぜ血糖値の上昇が穏やかになると、ダイエット効果があるのでしょうか?
血糖値とは、血液中の血糖(ブドウ糖)の濃度のことです。人間は食べ物を食べると、血糖値が上昇し、血液中にインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンが急激にかつ、大量に分泌されると、脂肪細胞に糖が運ばれやすくなってしまいます。
つまり、血糖値の上昇を穏やかにしてあげることで、インスリンもゆっくり分泌され、脂肪細胞に糖を運びにくくする効果が期待できます。
同じ量でも、野菜を先に食べるだけで、脂肪がつきにくくなる効果があるなんて驚きですよね。
また食物繊維には、女性にはうれしい便秘の解消効果や、お肌をきれいにしてくれる効果も期待できます!腸もきれいにして“腸(チョウ)美人”になれたら、一石二鳥ですね。
野菜を先に食べる習慣を取りいれて、日々のダイエットに役立ててくださいね♪
ベジ・ファーストをしよう!その前に・・・
さっそく野菜を先に食べよう!と思っている人に気を付けてほしい事があります!
それは、サラダについてです。
■サラダの中身
野菜というと、「サラダ」とイメージする人も多いのではないでしょうか。
確かにサラダは野菜が多く含まれているものも多いですが、「マカロニサラダ」「春雨サラダ」「パスタサラダ」「ポテトサラダ」などは要注意です。
野菜も含まれますが、野菜よりも、糖質含むものが、多く使用されているものもあります。
マカロニ、パスタは小麦、春雨、イモ類は糖質が多い食材です。こうしたサラダは糖質と、脂質が多く含まれるマヨネーズの組み合わせになってしまうことがほとんどです。
おすすめは、野菜だけのサラダ、温野菜サラダ、海藻サラダなどです。
種類を選ぶときには、何が入っているか気を付けてみましょうね♪
あまり神経質にならずに、ゆっくり味わうことも忘れずに♪