食中毒と言えば、牡蠣やなま物が原因というイメージですよね。しかし、意外な食材が食中毒を引き起こすこともあるのです。
食中毒の危険は、とても身近な食材や、身近な場所にも潜んでいます。注意しないと、自分だけでなく、他人の食中毒を引き起こしてしまう可能性も大いにあります。
今回は、アメリカの健康サイト『Health』を参考に、食中毒を引き起こす意外な食品を7個紹介します。どれも、ほとんどの家庭の台所には置いてあるのではないでしょうか? あるいは、何気なくスーパーやコンビニで購入して食べているかもしれません。
自分は大丈夫だと思っている方も、今すぐにキッチンや行きつけのレストランをもう一度確認してみてください。さっそく見ていきましょう。
■1:ほうれん草やレタス
実はキャベツやレタス、ほうれん草等の葉物野菜が食中毒の原因になることもあるのです。汚染された化学肥料で作られていたり、汚染された水や汚い細菌だらけの手で洗われている場合です。
食中毒を避けるには、きちんと洗うことです。肉等の他の食材が持つ菌との相互汚染を避けるために、まな板を別々にしたり、なるべく分けて調理するようにしましょう。
■2:アイスも危険?
サルモネラ菌が繁殖しやすい卵は食中毒の原因となります。重要な事は、生で食べない事です。
日本では生卵をそのまま食べる方もいますが、他国では絶対に避けられています。クッキーの生地には生卵を使用しますが、それですら食中毒の原因となるので注意が必要です。
残念な事に、生卵を使用して作ったアイスクリームにも食中毒の例が多くあります。とくに海外では、できるだけ後ろのラベルを見て、卵を使用していないアイスクリームを選びましょう。
■3:ツナで頭痛?
マグロ等のヒスタミン物質を多く含む魚は、頭痛やけいれんの原因となります。恐ろしい事に、調理では破壊する事のできない毒素を持っている場合もあるので、マグロを始めとする魚介類は、新鮮な物を選ぶ事が食中毒を避ける一番の方法です。
■4:ポテトサラダは注意
調理されたベイクドポテト等は食中毒の心配はありません。しかし、ポテトサラダ等、肉と一緒に調理されているポテトには注意が必要です。
とくに家庭で作る物ではなく、スーパーやデリで売られている物は、他の食材の菌と混合されて赤痢や大腸菌の原因となる場合もあります。
■5:チーズは流産に?
チーズはサルモネラ菌やリステリア菌と深い関わりがあるので、とくに妊婦さんは避けましょう。なぜなら、これらの菌は流産を引き起こす可能性があるからです。とくにフェタチーズやカマンベールチーズなどの非加熱なものは避けましょう。
■6:夏のトマトは危険?
トマトは夏に食中毒を引き起こす原因の一つです。細菌が成長し、増殖しやすいため注意が必要です。調理前にはまず、20秒間お湯と石鹸で手を洗いましょう。そして食べる直前まで、他の食材と別にして、水に浸しておきましょう。
■7:メロンで死亡?
実はメロンの食中毒の例は多くあげられていて、それにより死亡した例まであります。メロンを食べる際には、皮の硬い部分も硬いブラシでよくこすって、水できちんと洗って下さい。また、いちご、ラズベリー等にも注意が必要です。とくにこれらの冷凍されている商品は避けたほうが良さそうです。
いかがでしたか? ポテトサラダはショックですよね。食材を混合している料理はとくに気をつけたほうが良さそうです。
細菌は目に見えないだけに、気をつけるしか方法がないので大変ですよね。ただ、調理する際にまな板はとくに細菌の固まりだと言われているので、注意して清潔に保ちましょう。
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