佐渡市は、観光客の誘致や情報の発信を強化しようと、観光や広報を専門とする非常勤の職員を、来年度から新たに採用することにしています。
佐渡市が、来年度から新たに採用するのは、「観光戦略官」と「広報戦略官」です。
このうち「観光戦略官」は、観光資源の掘り起こしや観光ツアーの企画などが主な業務となります。佐渡市を訪れた観光客の数は、平成23年までの5年間で13万人減っておよそ53万人となるなど減少傾向にあることから、市では観光戦略官を新設することで、こうした傾向に歯止めをかけたいとしています。
一方、「広報戦略官」は、市のホームページや広報誌、それに先月から運用を始めたフェイスブックなどを活用して、市民生活に関する情報や観光情報の発信を行うなど、情報発信を強化することが狙いです。
「観光戦略官」と「広報戦略官」は、非常勤の特別職として1人ずつ、いずれも1年契約で採用され、民間企業などで観光や広報に関する業務を10年以上経験していることが応募の条件となっています。佐渡市総合政策課では、「佐渡を変えたいという熱意を持った人からの応募に期待したい」と話しています。
佐渡市では、今月27日まで応募を受け付けていて、書類選考と面接を行い、来月下旬には採用者を決定することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034595491.html?t=1390442852628