ダイエットの味方、こんにゃくの徹底活用術をお届けしました。
栄養学の専門家によると、こんにゃくに含まれるグルコマンナンという食物繊維は、便秘改善に役立つだけでなく、中性脂肪の値や血糖値、コレステロールの上昇を抑えるパワーがあるといいます。しかし、意外に使いこなされていないことが「あさイチ」アンケートや街頭インタビューで判明。
まずはそのひとつ、「味がしみこまない」という悩みにこたえて、和食の達人、野永喜三夫さんが、お正月にも活躍するこんにゃくの煮物をおいしく作る決定版の技を紹介してくれました。そして、ちょっと地味という悩みには、自然素材を使って、赤や緑、黄色などのカラフルな食材に変身させました。さらに、その色鮮やかな食材を使って、子どもも喜ぶ洋風ディナーを作る技もご紹介しました。「洋風にしてみたい」という悩みに対して使うのは、最近、欧米でダイエットに役立つ「パスタ」として、人気上昇中の “しらたき”です。イタリア料理研究家のベリッシモ・フランチェスコさんが、コクのあるソースとあっさりした“しらたき”をまとまった味に仕上げる技を教えてくれました。
<取材協力>
辻悦子さん(神奈川工科大学 栄養生命科学科 教授)
■農家オススメ! 簡単 味つけの極意
こんにゃくの原料となる、こんにゃく芋の一大産地、群馬県。
今回、こんにゃく芋農家の方に、こんにゃく芋をすりおろして作る「生芋こんにゃく」を宮下さんが食べさせてもらいました。
市販のこんにゃくには、芋を乾燥させて粉にしたものを使い、凝固剤で固めたものもあります。
生芋こんにゃくは、粉から作られたこんにゃくと比べて、表面がザラザラとして、内部には気泡が入っているため、味がからみやすく、また、しみこみやすくなるといいます。
地元では、こんにゃくの煮物に、ある食材を入れて、おいしくする技がありました。
どんなこんにゃくもおいしくするというそのコツは、「するめ」を加えること。
この味つけ方法、群馬県だけではなく、玉こんにゃくで有名な山形県でも古くから伝わるおなじみの方法でした。
■するめ入りこんにゃく煮物
1.こんにゃくをひと口大に切って下ゆでする。
2.鍋にめんつゆ(お好みで適宜)を入れ、こんにゃく、するめを入れて煮る。
<取材協力>
松井希賢さん(こんにゃく芋農家)
「農業生産法人 有限会社松井農産」
<するめ入りこんにゃくの写真提供>
山形まるごと館 紅の蔵(一般財団法人 山形市都市振興公社)
有限会社 桝屋商店
山形名産 四季の杜(株式会社 本田食品)
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
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NHK「あさイチ」2013年12月24日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20131224-a-003.html