昨年は、サバ缶ダイエットが大流行しましたね。サバ缶を食べると痩せホルモンの分泌が活発になる、というダイエット法でしたが、みなさん試されましたか?食べるだけで痩せホルモンが出て痩せられるなら試してみる価値あり!ですよね。そこで今回は、食べるだけで痩せホルモンが出る食べ物をご紹介したいと思います。
痩せホルモンとは?
通称痩せホルモン「GLP-1」は、消化管ホルモンで消化管に入った炭水化物を認識して分泌されるホルモンです。GLP-1は、インスリンの分泌を促すだけでなく、血糖値を上げるホルモンの分泌を抑制して、血糖値の上昇を抑えます。血糖値が急上昇しなければ、急降下することもありません。血糖値が安定することで食べた物が脂肪として蓄積されるのを防ぐ効果があります。このほか、食べた物を胃からゆっくり排出させる作用や、満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果もあります。
腸を刺激して痩せホルモンを出す食べ物 2つ
(1)食物繊維
痩せホルモンGLP-1を分泌するのは、小腸から大腸にかけて存在するL細胞です。そこを刺激することで痩せホルモンが分泌されやすくなります。食物繊維は、大腸に入ると腸内細菌によって分解され、L細胞を刺激して痩せホルモンの分泌を促します。
(2)EPA
サバやイワシなどの魚介類に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)にも、痩せホルモンの分泌を促す効果があります。L細胞には、EPAの受容体があり、L細胞にEPAが入ると痩せホルモンが分泌されるからです。
食物繊維の多い食べ物 ベスト10
(100g中)
1位 きくらげ(乾) 57.4g
2位 ひじき(乾) 43.3g
3位 昆布(乾) 37.1g
4位 海苔(乾) 36g
5位 インゲンマメ(ゆで) 13.3g
6位 おから 11.5g
7位 大麦 9.6g
8位 オートミール 9.4g
9位 納豆 6.7g
10位 モロヘイヤ 5.9g
EPAの多い魚 ベスト10
1位 サバ水煮缶 2370mg(メーカーにより異なる)
2位 いくら 1613mg
3位 マグロ(トロ) 1450mg
4位 イワシ 1171mg
5位 ハマチ 984g
6位 イワシ水煮缶 949g
7位 ブリ 940mg
8位 秋刀魚 885mg
9位 ニシン 874mg
10位 鰻 587mg
食べ方
食物繊維は、1日20gを目安に摂ると良いでしょう。EPAは、サバ缶やイワシ缶などの摂りやすい食品がありますから、1日1缶を目安に食べると良いですね。痩せホルモンを早めに分泌させて満腹中枢を刺激するためにも、食物繊維やEPAを含む食べ物から食べて下さいね!
おわりに
食べるだけで痩せホルモンが分泌されるなんて、魅力的ですよね。食物繊維は、腸内美化に役立ちますし、EPAは、生理痛の予防や目の乾きにも効果的。どちらも、痩せホルモンだけでなく、美肌女子にもダイエット女子にも必要な栄養素です。沢山食べて、スリムな美ボディも、美肌もゲットしましょう!
(岩田麻奈未/ハウコレ)