ライフスタイルからアプローチしていくスローなダイエット。毎日やっている事をちょこっとだけ気をつけて、余計な力を抜いてやってみて、気がつけば「痩せた?」が大正解!野菜をうまく取り入れたダイエット(美活)の習慣を野菜ソムリエが提案していきます。今回は体を温めてくれる野菜編です。
すっかり寒くなったこの季節。冷え性さんには辛い時期ですね。
おしゃれのためには多少の寒さは我慢するわ!というお洒落女子の皆さん。
でも・・・体が冷えて体温が低くなると代謝がダウンして脂肪が燃焼せず太りやすい体質になってしまう可能性が。
ダイエッターにとって低体温は敵、と言っていいかもしれません。
体温を上げるのに重要なのは、体を冷やさないこと。例えば湯船にゆっくりつかるなど、リラックスしてストレス軽減にも効果的ですね。食事でも温かいスープや鍋もの等で体を温める工夫をしましょう。
そして体の中から暖めてくれる野菜、皆さんご存知の生姜も是非活用してください。
■生姜の効能
生姜の辛味成分であるショウガオールやジンゲロンには血行を促進してカラダをぽかぽか温める効果があります。
ジンゲロンには脂肪分解作用もあるといわれており、生姜はダイエットに有効な野菜といえるでしょう。
それ以外にも生姜の効能はいろいろわかっています。
●風邪の初期症状の緩和に
●免疫力UP
●コレステロール低下
●消化、吸収力UP
●吐き気をとめる
などなど。漢方の生薬としても古くから使われていた優れた野菜なのです。
■効果的な生姜の摂り方
●皮はむかない・・・生姜の独特な香りは皮の近くにあります。
なるべく皮はむかないようにキレイに洗って使うか、スプーンなどで薄く皮をこそげとるなどして使いましょう。
●カラダ温めのためには加熱するのがお勧め。加熱することで増えるショウガオールが血管を拡張し血行をよくしてぽかぽかに。 干した生姜も温め効果が高いと言われます。
■生姜の保存法
●生姜は冷蔵庫に入れると低温障害でしなびてしまったりカビが生えてしまったり。常温(冷暗所)で保存しましょう。
●薄くスライスしたりすりおろしたりしてから、ラッブや冷凍用保存袋で小分けにして冷凍保存
●干し生姜に・・・薄くスライスした生姜をざるに広げ天日に干す
■簡単はちみつ生姜湯の作り方
体温めのために生姜を摂るには炒め物などが有効。普段のお料理に生姜をちょっとプラスしてみましょう。
でもなかなかそれが面倒な方に。 忙しい朝でも簡単に作れるはちみつ生姜湯をご紹介。
まず、生姜はよく洗い、皮付きのまま丸ごと冷凍保存袋に入れて冷凍しておきます。
マグカップに冷凍した生姜を凍ったまますりおろします。
冷凍すると生姜の食物繊維が細かく、ふわふわの粉雪のようにすりおろせるので口当たりが良く繊維が気にならないのでオススメですよ。
あつあつのお湯と蜂蜜を加えてかき混ぜたら出来上がり。
残った生姜はまた冷凍庫に。 繰り返し使えてお手軽なのがいいですね!
■カラダを冷やさない生活がダイエットにも効果的
実は、気温が低い冬は体温を保つために基礎代謝がUPしてやせ易い時期なんだとか!
そのためには体温を低くしないこと。生姜以外にもネギやにら、にんにく、とうがらしなどの野菜は体温をあげる効果があります。
寒い冬、ぽかぽか野菜を食べてほっこり温まりましょう。