日本気象協会(東京)は15日、今春のスギ花粉の飛散開始はおおむね例年並みか遅く、九州と東海では2月上旬から花粉シーズンに突入するとの予測を公表した。スギとヒノキの花粉飛散量は昨年と比べて全国的に少ない見込み。例年と比べると近畿や四国でやや多く、東海から東北で少ない傾向とした。
予測では、2月中旬に四国、中国、近畿、関東でも飛散が始まり、2月下旬から3月に東北に達する。北陸や東北の日本海側では例年より遅く、その他はおおむね例年並み。北海道のシラカバ花粉は飛散時期が遅いため、今回は予測していない。
花粉の飛散量が多かった昨年との比較では、東北、関東甲信、北陸、東海、中国地方が「非常に少ない」、四国は「少ない」、近畿、九州が「やや少ない」とした。協会によると、気温が低いとスギ花粉の飛散開始が遅れる傾向がある。ただ、寒い日が続いても、急に気温が高くなる日があると、予測よりも早く飛び始めることがあるという。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140115/bdy14011517570004-n1.htm