[ カテゴリー:医療, 生活 ]

先天性風疹症、最多 昨年、9都府県31人

国立感染症研究所は14日、風疹にかかった妊婦から生まれた先天性風疹症候群(CRS)の子の出生報告数が、昨年は全国で31人だったとの速報値を公表した。調べ始めた平成11年以降最も多く、これまでの最多だった16年(10人)の約3倍となった。16年以外は0~4人だった。

報告のあった9都府県のうち、東京が13人で最も多く、大阪の5人、神奈川の3人が続いた。母親がワクチン接種を一度も受けたことがないか、接種歴が不明なケースが多かった。

25年は年初から夏にかけて風疹が流行し、患者総数は24年の約6倍に当たる約1万4千人に上った。感染研によると、風疹の感染者数が多い年は、CRSも増える傾向にあることが分かっているという。

免疫のない女性がウイルスに感染すると胎児も感染し、CRSを発症することがある。代表的な症状は先天性の心臓病や難聴、白内障とされている。

風疹はワクチンで予防できるため、厚生労働省は1歳児と小学校入学前1年間の幼児が対象となる定期の予防接種を呼びかけている。妊娠中は予防接種ができないため「妊娠前や、妊婦の周囲の人で免疫が十分でない場合は接種を検討してほしい」としている。

免疫を持っているかどうかは医療機関での血液検査で調べられる。

【用語解説】先天性風疹症候群(CRS)

妊婦が妊娠中に風疹にかかったことにより、胎児も風疹ウイルスに感染して起きる病気。心臓や耳、目に症状が出たり、発達の遅れが見られたりすることがある。CRSそのものの治療法はなく、必要に応じて手術などで対応する。母親の風疹発症が妊娠の早い段階であるほど危険性は高まる一方、母親に症状が出ていない場合でも子供がCRSを発症することがある。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140115/bdy14011511080003-n1.htm

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