毎日の歯みがきは、あなたにステキな笑顔を与えてくれますよね? もちろん虫歯の予防にも、歯周病の予防にも欠かせませんが、『British Medical Journal』によると、1日に2回以上歯をみがかないと、心臓病のリスクが70%も増えるというのです!
どうやら、歯周病のバクテリアが、心臓病をひきおこすらしいことが、わかってきているようです。しかも歯周病のバクテリアは、アルツハイマーや不妊症の原因にもなり得るとのこと。
そこで今回は、正しい歯のみがき方を、アメリカの女性誌『SHAPE MAGAZINE』を参考にお届けします。
■なんと口の中には大量のバクテリアが!
恐ろしいことに、何とあなたの口の中には10〜50億のバクテリアが生息しています。そして、食後約20分のうちに、食べカスは悪いバクテリアによって、ネバネバした歯垢に変わり、それを放っておくと、虫歯や歯周病になるわけです。
ただし、仕事先などで忙しくて歯をみがく時間がない場合には、食後にチーズをかじることがおすすめ。なぜならチーズは、あなたの口の中のpH値を上げて、虫歯を予防する効果があるからです。フランス人が必ず食後にチーズを食べる習慣があるのは、そういった理由もあるのかもしれません。
■歯の矯正は、見た目だけにあらず
日本でも、歯の矯正をする方が増えているようですが、ガタガタの歯並びでは、あなたの笑顔も魅力半減。でもアメリカでは、歯の矯正は見た目だけではなく、歯の健康のためにも勧める歯医者さんが多いです。歯並びが悪いとキチンと歯がみがけずに歯垢がのこり、それが虫歯や歯周病につながるからなのです。
お子さんのいる方は、大体10才くらいの段階で、歯科矯正の専門家のカウンセラーを受けることをおすすめいたします。
■角度は45度、フロスも忘れないで
『SWEDISH DENTAL JOURNAL』によると、まず歯ブラシは柔らかめのものを、とのこと。固い歯ブラシは、歯の表面のエナメルを傷つけるだけなのだそうです。
そして歯ブラシを、歯と歯茎の境目に、だいたい45の角度であて、やさしく円をえがくようにみがきます。1ヵ所に、最低でも30秒はかけてくださいね。
また、ブラシを使ってみがくだけでは、どうしても歯の間に歯垢や食べカスが残ってしまいます。そこで、歯の間にはフロスを使ってみてください。フロスは、“C”のような形で、歯の根元からスライドさせつつ上に動かします。
ただし、普通のフロスは使うのがむずかしい……と思われる方も多いかと思いますので、そういった方には、糸ようじのようになったフロスをお使いください。
いかがでしたか? 歯の健康は、かなり重要な要素です。いくら歯に対する認識がすすんでいるといわれるアメリカでさえ、約24%の大人が、知らずに虫歯を持っているそうです。
やはり歯の定期検診は、欠かさない方がいいようです。みなさんもこれを参考に、正しい歯みがきで、健康なお口を保ちましょうね!
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