体重増加は、悩みのタネ。食生活を見直したいけど、毎日自炊するのは無理……という方にぴったりの手軽にできる毒だしレシピを、『毒を出す食 ためる食』の著者で、アーユルヴェーダ医療の第一人者の蓮村誠先生に伺いました。
毒だしに最適な食材とは?
カラダに毒が溜まりやすい人は、消化力が落ちていると蓮村先生は言います。消化力をアップするには、カラダを温める野菜スープがおすすめだそう。そこで、毒だしレシピに最適な食材を教えていただきました。
「葉野菜はどれも最適です。根菜でも、ダイコン、ニンジン、カブはおすすめします。ただ、レンコンやゴボウ、おイモ類は避けましょう。大麦をスープにプラスしてもいいですね」
冷え解消にもパワーを発揮することで知られる根菜。毒だし&冷え症ケアを期待できる、一石二鳥の根菜レシピはこの季節にもってこいです。
毒だしスープは夕食に
さらに、毒だしパワーを発揮するには、どんなタイミングでいただくのがおすすめか伺いました。
「夕食時がベストです。すごくデトックスしたいという人は、週に1日、夕食を野菜スープだけにしてみてください。カラダがとても軽くなると思います。仕事で夕食が遅くなりがちという人も、夕食をスープだけにする日をつくるといいですね。
毎晩9時、10時に夕食を食べている人は、おそらくアーマ(毒)がいっぱいですから、1日スープにするだけで、胃腸も休まって、カラダもラクになるはずです」
仕事に追われ、なかなか9時前に食事を摂ることが難しいことも……そんな時は、何も食べない方がいいのでしょうか?
「何も食べないのは正しくありませんね。消化力を使わないことになりますから、消化の火はますます弱ってしまいます。アーユルヴェーダでは、夕食は8時までにとるのが本来的とされていますが、どうしても8時以降になってしまう場合は、野菜スープを飲んでください。
でも、毎日夕食が10時という人は、毎日スープというわけにはいきませんから、夕食を全般的に軽めにしましょう。とくに穀物をあまり多く食べすぎないようにしてください」
根菜スープを週末作り置きしておけば、夕食の1食置き換えの毒だし生活も夢じゃないはず。これなら料理が苦手なわたしにもできるかも!
蓮村誠
東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。医療法人社団 邦友理至会理事長。マハリシ南青山プライムクリニック院長。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医。特定非営利活動法人 ヴェーダ平和協会理事長。現在、診療に当たる傍ら全国各地での講演活動、書籍執筆、テレビ出演、雑誌の連載などマハリシ・アーユルヴェーダの普及に努める。著書に「毒を出す食 ためる食」「毒を出す生活 ためる生活」(いずれもPHP研究所)、「足りないのは消化力!」(朝日新聞出版)、「黄金のアーユルヴェーダセルフマッサージ」(河出書房新社)など多数。
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(マイロハス編集部・疋田)
http://www.mylohas.net/2014/01/035337doku.html