お正月のごちそう続きで胃腸がちょっと疲れ気味の方が多いかもしれません。
そんな時は白菜をコトコト煮込んだおかずやふろふき大根、かぶとお揚げの煮ものなど、やわらかく煮込んだ優しい味の野菜料理がうれしいものです。
今の時期、小松菜もいいですね。小松菜はほうれん草と同じくカロテンやカルシウム、鉄分などが豊富で栄養がとてもいいのです。カルシウムはほうれん草の約5倍も含まれ、野菜の中でもトップクラス。カロテンは粘膜を丈夫にするから、風邪の流行はやる季節にはピッタリです。
おひたしやゴマ和え、辛子和えなどでさっぱりと食べるのもいいですが、油揚げや厚揚げなど、油分のある素材とコトコト煮ると、味が深まりますし、カロテンは油と一緒にとると吸収率があがるメリットも。
油揚げなどの在庫がないときは、高野豆腐と煮るといいですよ。それもサッと油で素揚げして使うと、味も栄養もグンとよくなります。
[ 作り方 ]
(1) 小松菜はざく切り、高野豆腐はボウルにはった水でサッと洗い、戻さないまま一口大にちぎる。
(2) 油を熱し、(1)の高野豆腐に焦げ色がつくまで素揚げする。
(3) 鍋に(2)の高野豆腐を入れて(1)の小松菜をふんわりのせ、柚子胡椒、みそ、酒を入れて蓋をして中火にかける。湯気が出たら弱火で7~8分。小松菜がクタッと煮えて高野豆腐が柔らかくなったら火を止める。
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