[ カテゴリー:医療, 生活 ]

まだ間に合う 冬のスキンケア

冬は、皮膚のかゆみが強くなりがち。特に乾燥肌の人は要注意。お風呂に入るときは、温度、時間、洗い方、湯上がりの保湿ケアなどのポイントをしっかり知ることが大切。

1.冬の皮膚のかゆみ
冬になると空気が乾燥して皮膚の水分が失われ、多くの人が皮膚のかゆみに悩まされます。皮膚の角層(表皮の最も外側)には、皮脂や汗を含む皮脂膜、スポンジのように水分をためる角層細胞間物質、水分を閉じ込めておく天然保湿因子という3つの潤い因子があり、皮膚から水分が蒸発するのを防いだり、バリアの機能を果たしています。しかし、これらの潤い因子は、年齢が上がるとともに減少するため、加齢に伴って皮膚は乾燥しやすくなってしまいます。
皮膚が乾燥すると、暑熱や寒冷などの温度刺激のほか、衣服のこすれや化学物質、細菌など外部からの刺激を受けやすく過敏な状態となり、わずかな刺激でもかゆみを感じるようになります。すると、かゆみを感じる神経は外部からの刺激に素早く対応しようと皮膚の表面近くまで伸びてますます過敏になり、さらにわずかな刺激でもかゆみが生じるようになります。医療機関では、症状に合わせて、ステロイドの塗り薬や抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬ののみ薬などを組み合わせて治療を行います。炎症が治まり皮膚の状態が改善してきたら、保湿剤を用いたスキンケア(維持療法)が中心になります。

2.日常生活の注意点
冬のスキンケアのポイントは、「皮膚を乾燥させない」「皮膚に過度の刺激を与えない」の2点です。日常生活では、「こたつや電気毛布を使い過ぎない」「エアコン使用時は室内を加湿する」などに注意して、皮膚の水分が奪われるのを防ぎます。また、かゆみを抑えるために、「肌着や衣類は刺激の少ない木綿製などを選ぶ」「からい食べ物やアルコールを取り過ぎない」ようにしましょう。
皮膚にやさしい入浴法も大切です。熱い湯につかると潤い因子が溶けだし肌が乾燥しやすくなるので、39~41℃のぬるめの湯にし、つかる時間は15分以内にとどめます。皮膚を洗うときは刺激しないよう、せっけんや洗浄剤をナイロンタオルなどで十分に泡立ててから、手に泡をのせてなで洗いをしてください。きちんと泡立てれば手だけで十分に汚れを落とすことができます。また、体を濡れたままにしておくとよけいに乾燥してしまうので、柔らかいタオルを押し当てるようにして風呂からあがってすぐに体を拭くようにします。

3.上手な保湿ケア
風呂から上がった直後は皮膚の水分量が非常に多い状態ですが、保湿ケアをしないと、わずか20分ほどで水分量は入浴前より少なくなってしまいます。皮膚が乾燥しやすい人は、体を拭いてから5分以内に保湿剤を塗るようにします。
保湿剤には液剤(ローションや乳液)、クリーム、軟膏などがあります。皮膚がカサカサに荒れている場合には、ワセリンなど油脂が多い軟膏タイプの保湿剤が適しています。まず、化粧水やローションタイプの保湿剤で角層に水分を補ってから、その上にふたをするように油脂を多く含む保湿剤を塗りましょう。

http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20131212-h-001.html

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