「マルハニチロホールディングス」の子会社「アクリフーズ」群馬工場で製造された冷凍食品から農薬が検出された問題で、県と新潟市は8日、回収した対象商品からは農薬が検出されなかったと発表した。
県生活衛生課によると、5~7日に体調不良を訴えた8人から回収した冷凍食品を検査したが、農薬のマラチオンは検出されなかった。同市保健所も、5、6日に体調不良を届け出た男女10人から回収した冷凍食品からも、農薬は検出されなかった。
同課と同市保健所は「体調不良と冷凍食品との因果関係は判断できない」とした上で、「アクリフーズ群馬工場製の冷凍食品は食べずに返品してほしい。体調不良の場合は保健所に連絡を」と呼びかけている。
(2014年1月9日 読売新聞)