子宮頸がんが見つかった妊娠中の女性2人に対して、新潟大学医歯学総合病院が胎児を残したままがんを切り取る手術を成功させました。
病院によりますと、こうした手術の成功は国内では2例目で、病院は「病気で子どもをあきらめることがないよう今後も手術を進めていきたい」としています。
新潟大学医歯学総合病院によりますと、妊娠4か月で子宮頸がんが見つかった30代の女性に対し、去年11月、子宮に胎児を残したままがんの切除手術が行われたということです。
妊娠中に子宮頸がんが見つかった場合、子どもをあきらめて子宮を摘出するケースが多いということで、今回の様に胎児を残したまま手術が行われたのは国内では2例目です。
病院によりますと女性と胎児は術後の経過は良好だということです。病院では先月にも妊娠5か月の30代の女性に対して同様の手術を行い成功したということです。
手術を行った新潟大学医学部産婦人科の榎本隆之教授は、「晩婚化が進む中、妊娠をきっかけに子宮頸がんが見つかるケースが増えている。
病気で子どもをあきらめることがないよう今後も手術を進めていきたいと話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034350191.html