農林水産省は、大規模災害時に一般家庭で必要な食料を例示した「備蓄ガイド」の案をまとめた。大人1人が1週間分をまかなえる食材や食品を挙げ、1週間分の食事の献立例もつくった。10日までインターネット上で意見を募り、1月下旬に冊子にまとめる。冊子は自治体を通じて配る。
南海トラフ巨大地震の対策を検討する国の有識者会議は、1週間分以上の備蓄を各家庭に要請。農水省案は、大人1人の1週間分の必須量として水21リットルや米675グラム、レトルトご飯7パック、缶詰11缶などを挙げた。
野菜や調味料など14種類を加えた食材で作る21食分の献立も紹介。調理に必要なカセットコンロやガスボンベを含め、すべてそろえるには約1万円かかるという。担当者は「普段の生活の延長で備蓄を考えてもらうよう、いつも食べられているものを中心に選んだ。日ごろの消費分を少し多めに補充するよう心がけてほしい」と話している。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/education/ASFDC5K87FDCUTIL02Q.html