新潟県を含む北陸地方の去年1年間の総降水量は、平年のおよそ1.3倍となり、統計を取り始めてから2番目に多かったことがわかりました。
新潟地方気象台によりますと、新潟県を含む北陸地方の去年1年間の総降水量は平年のおよそ1.3倍で、昭和21年に統計を取り始めてから2番目に多くなりました。このうち、9月から11月までの秋は、前線や台風の接近が相次いだため、総降水量が平年のおよそ1.6倍とかなり多くなりました。新潟市中央区でも、11月の総降水量が、これまでで最も多い416ミリに達しました。
また、6月から8月までの夏も、湿った気流や梅雨前線の活動が活発だったことなどから総降水量が、平年のおよそ1.5倍に達しました。
一方、北陸地方の去年1年間の平均気温をみると▼冬は、寒気が強く、平年を1度2分下まわる低温傾向となり、▼逆に、夏は、太平洋高気圧が強く、平年を1度2分上回る猛暑となりました。
また、10月も、平年を1度9分上回る気温となり糸魚川市では、10月としては国内の観測史上最高の35度1分を記録しました。こうしたことから、気象台は、「新潟県を含む北陸地方の去年は、平年に比べ冬が寒く、夏が暑い1年だった」としています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034277931.html