長岡市にある私立の長岡造形大学は、入学者の減少に歯止めをかけようと、ことし4月から公立大学として再スタートを切ることになりました。
長岡造形大学は、デザインを学ぶ大学として長岡市が設置し学校法人が運営する公設民営の私立大学として平成6年に開学しました。しかし、少子化の影響で学校の経営環境は悪化し、おととしの新入生は定員のおよそ7割にとどまるなど入学者の減少に歯止めがかからないことから、大学は、公費で授業料を負担する公立大学への移行を目指していました。
長岡市によりますと、大学は
12月、新潟県に公立大学への移行を申請し、年度内には移行が認められる見通しだということでことしの4月には公立大学として再スタートを切ることになりました。公立大学に移行すると、現在は年間138万円の授業料が半分以下の59万円になるということです。大学によりますと、公立大学への移行を見越して去年4月の入学者は4年ぶりに定員を上回ったほか、AO入試と推薦入試の志願者は例年の5倍以上に上ったということです。長岡造形大学の河村正美常務理事は、「カリキュラムを充実させ就職に強い大学づくりを進めるなど、大学改革に取り組みたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034124391.html?t=1388891165889