自転車は子どもでも手軽に楽しめる乗り物だが、道路交通法では「軽車両」という自動車の仲間に含まれる。そのため、事故を起こし被害が重大な場合には、加害者に高額な支払いが求められるケースが増えている。子どもが自転車に乗る際に保護者が指導しておきたいこと、自転車事故への備えについて、一般財団法人日本交通安全教育普及協会の彦坂誠氏に伺った。
***
自転車に乗るときに守るべき交通ルールの基本的として、「自転車安全利用五則」があります。
1.自転車は、車道が原則、歩道は例外
2.車道は左側を通行
3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4.安全ルールを守る
・飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
・夜間はライトを点灯
・交差点での信号順守と一時停止・安全確認
5.子どもはヘルメットを着用
お子さまに「交通ルールだから」と言うだけでは、その場ではいけないことと頭で認識できたとしても、実際の行動には結びつきません。抽象的な言葉だけではなく、より具体的な安全行動を教えてあげてください。また、お子さまは大人の行動をよく見ています。保護者自身がまず正しい交通行動をすることが大切です。
なお、自転車事故の加害者になってしまった場合、賠償金額は数千万円にのぼることもあります。この賠償責任は、未成年といえども責任を逃れることはできません。もしもの場合に備えて、自転車でも保険に加入することをおすすめします。
http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/education/benesse-10982.html










