■「各校の取り組み奏功」
文部科学省が発表した平成25年度学校保健統計調査で、県内の児童・生徒の平均身長、平均体重は多くの年齢で全国平均を上回った。小学5年と中学2年を対象にした全国体力・運動能力、運動習慣等調査でも、全国平均値を上回っており、県内の子供は体格も運動能力も全国で上位にある傾向が続いている。
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平均身長は女子の17歳を除き全国平均を上回った。男子は7歳が123・5センチ(全国平均122・4センチ)、9歳が134・6センチ(同133・6センチ)、16歳が171・2センチ(同169・9センチ)、女子は14歳が157・2センチ(同156・5センチ)で全国1位だった。
平均体重も男子の12歳、女子7歳、15歳、17歳でわずかに全国平均を下回ったほかは、全国平均を上回った。
ただ、子供の体格がよい理由について県教委は「理由が分からない」と首をひねっている。
体力・運動能力の調査は、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、持久走(男子1500メートル、女子800メートル)、20メートルシャトルラン、50メートル走、立ち幅跳び、ボール投げの8種目を調べた。
中2女子でボール投げが12・89メートル(全国平均12・97メートル)を除き、全ての項目で全国平均を上回った。
記録をポイントに換算した順位は小5男子が56・49点で全国2位、女子が58・02点で同4位、中2男子が45・20点で同3位、女子が51・18点で同5位だった。
体育の授業を除いて、運動やスポーツを「週3日以上」行っている割合は小5で47・65%(全国46・35%)、中2で74・0%(同71・85%)だった。
県内では、平成15年から小3以上の公立学校の児童・生徒すべてで体力テストを実施しており、県教委は「体力向上に向けて、各校で課題を設定して地道に取り組んでおり、それが功を奏したのではないか」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131218-00000018-san-l15