年中出回っている「ほうれん草」の本当の旬は冬。冬のほうれん草は夏のものよりも栄養価が2~3倍とも言われており、お肌のキメを整えるセラミドの再生や冷え予防にもなる造血作用も期待できる寒い冬の強い味方です。
■冷え性・アンチエイジングにも嬉しい美肌成分
ほうれん草には冷えの原因となる血行不良を改善したり造血作用が期待できる成分が勢ぞろいです。
●アルファリポ酸
●クロロフィル
●鉄分
●マグネシウム
●葉酸
●ビタミンC
●ルチンなど
他にも飲みすぎによる肝臓機能の低下を予防する、グルタチオンも。 またビタミンCに関しては、夏のほうれん草の100g中20mgに対し旬の冬のほうれん草は100g中60mgと3倍!美肌の代名詞的存在のビタミンC摂取にも嬉しいですね。
■乾燥肌を予防する成分
化粧品の成分でも注目される、コエンザイムQ10やセラミドといった成分も入っており、粘膜の強化が期待できるカロテンなどと共に、乾燥で傷んだお肌の再生も期待できます。
■ほうれん草の栄養を逃さない食べ方3つ
・基本のほうれん草のゴマ和え(2~3人分)
1)ほうれん草1束を洗って、冷たいままのフライパンに並べ、大さじ1分の水と共に蓋をし、弱火で10分ほど蒸す。(耐熱皿に入れてラップをし500Wの電子レンジで4分加熱)
2)粗熱が取れたら、軽く水分を絞り、ボウルに入れ、すりゴマ大さじ1.5、醤油小さじ1、キビ砂糖小さじ1/2と共によく和える。
・ジェノペーゼ風ソース(パスタ2人分)
フードプロセッサーにほうれん草(生)160g、くるみ20g、オリーブオイル大さじ4、レモン果汁大さじ1、塩小さじ1、にんにく2カケ、醤油小さじ2すべてを入れてかき混ぜるだけ。
※茹でたてパスタと和えたり、パンのペースト、カレーの隠し味、お肉や魚料理のソースとしてお召し上がりください。冷蔵庫で3日ほど保存できます。
ほうれん草は茹でるとビタミンCが流出しやすいので、蒸したものを使ったり炒め物にしたり生でも食べやすい『サラダほうれん草』を選んで食べると栄養価が高いまま頂けますよ。冷えと乾燥、冬に嬉しい悩み解決野菜で寒い冬も快適に過ごしましょう。
(丸田 みわ子)
http://woman.mynavi.jp/article/131217-47/