【小林未来】端末の値引きをうたってオプションを「押し売り」されるといった苦情が絶えない携帯電話の販売について、NTTドコモは店頭での価格表示を明確化するよう、販売店に通知した。分割払いでは値引き前の端末価格をいくらに設定するかについても上限を決め、大幅な値引きを「演出」してその分オプションをつける店側の商法を抑制する。
販売店に通知した資料によると、10月1日から実施している。今回上限を決めたのは、購入者に最初に支払ってもらう「頭金」について。端末代を分割して月々の通信料と一緒に払う場合、頭金を5千円までに抑えるよう通知した。スマートフォンやタブレットなど全端末が対象だ。
背景には、頭金をあえて高額に設定し、有料アプリへの加入などを条件に値引き幅を大きく見せる手法が店頭で常態化していたことがある。例えば「クラウドサービスなど10個以上のオプションに同時加入すれば1万5千円の頭金がゼロになる」といったケースだ。オプションは月々使用料がかかるものが多く、「アプリを無理やりつけられた」「頭金を安くするからと、使いもしないサービスに加入させられた」などの苦情が相次いでいた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131215-00000004-asahi-bus_all