新潟市中央区の日本海タワーが、入場者数の減少や施設の老朽化のため、来年6月に、閉鎖されることになりました。
日本海タワーは、水道事業を広く知ってもらおうと昭和45年に新潟市中央区の南山配水場の屋上に建てられ、市の委託を受けた財団法人「新潟水道サービス」が運営しています。
施設には、海抜63メートルの高さから日本海が一望できる回転式の有料の展望スペースが設けられ、新潟市を代表する観光施設のひとつとして親しまれてきました。
しかし、市内各地に展望施設ができたことなどから入場者数は昭和46年度の19万6千人をピークに減少が続き、昨年度は、1万9千人に留まっていました。
この結果、最近は、毎年およそ500万円の赤字となっていて、「新潟水道サービス」は、このままでは、老朽化した施設の改修工事を行えないなどとして、運営を停止することを決めたということです。
市水道局は、「施設の老朽化がすすみ、改修に多額の費用がかかることから、運営の継続は難しいと判断した」と説明しています。
新潟市によりますと、来年4月に市がいったん運営を引き継いで3ヶ月間、無料開放した後、6月末に閉鎖する予定だということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033830881.html?t=1387066712277