たんぱく質とビタミン類をとって免疫力を回復
料理/石原洋子 撮影/山本明義
月刊「栄養と料理」(女子栄養大学出版部)2014年1月号より転載
※ 写真は2人分です。
風邪っぽいときや、胃腸が疲れているときは、免疫力も低下ぎみ。温かくて消化しやすいものをとり、体をいたわることがたいせつです。スープやおかゆはうま味も栄養素も汁ごととれるおすすめメニュー。風邪ぎみのときは、体を温め、体力をつける効果のあるたんぱく質と、粘膜や皮膚を健康に保つβ-カロテンやビタミンCがとれるものを加えて積極的にとるようにしましょう。
今回は市販のスープストックを使わずに、鶏肉や野菜など素材の持ち味を活かす簡単スープをご紹介します。うま味成分も含まれるアクは、とりすぎないことがおいしく作るコツ。いろいろなうま味を牛乳がまろやかにまとめた、ほっとする味わいのスープです。
[ 作り方 ]
(1) 鶏肉は皮と余分な脂肪を除き、1cm厚さのそぎ切りにする。
(2) なべに油を熱し、玉ねぎ、にんじん、れんこんを弱火で2~3分いためる。全体に油がまわったら(1)を加え、中火でさっといためて水を加える。
(3) 煮立ったらアクをざっととり除き、ふたをして弱火で5~6分煮る。
(4) れんこんがやわらかくなったら、塩、こしょうを加え、牛乳を加え混ぜてひと煮する。
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■ 女子栄養大学出版部からひと言
くわしくは『栄養と料理』2014年1月号の特集「免疫力アップ」をごらんください。加齢やストレスなどによって免疫力が低下すると、疲れを感じやすくなったり、風邪を引きやすくなります。そこで強化したい免疫力! 最新号では、免疫力を高めて、新年をいきいきと過ごすための食事や生活習慣上のヒントを多数ご紹介しています。インターネット上で立ち読みもできますので、当出版部のホームページ http://www.eiyo21.com をごらんください。(編集担当/林
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=89466