最近、「疲れやすい」「貧血」「むくみ」など、体の不調を感じること多くありませんか?その症状、実は“腎臓病気”のシグナルかもしれません。
次第に腎臓が萎縮していく「慢性腎臓病」の患者は、現在約1330万人以上。「新たな国民病」とも言われています。しかし、痛みなどの症状があまり出ないため、発見が遅れることも多いと言います。一度、ダメージを受けると再生されにくい腎臓の機能は知らないうちに低下し続け、気が付いたときは重度の腎臓病を患っているケースも少なくないのです。
そこで今回番組では、“隠れた健康の要”である腎臓の病気について、そのメカニズムや早期発見の方法、予防方法などの最新情報を詳しくお伝えしました。
■透析患者が行う“運動療法”
これまで、人工透析は安静状態で行うのが常識でしたが、近年、変わりつつあります。
透析中の患者でも、適度な運動を行うことが体によいと分かってきたのです。
今回番組では、最近注目されている「腎臓リハビリテーション」の”運動療法”をご紹介しました。透析の最初の2時間の間に軽い運動を行うことで、筋肉がつき、体力の回復を目指します。また、運動によって血液の循環をよくなるため、動脈硬化や脳卒中、心不全の発症を抑えることができるのです。
ただし、運動を行う際は専門の医師や看護師の指導が必要になるので、必ず、担当の医師へご相談ください。また、現在は保険適用外のため、一部の病院でしか行われていません。
運動療法を行っている病院は、日本腎臓リハビリテーション学会のホームページから検索することも出来ます。
日本腎臓リハビリテーション学会
ホームページ:http://jsrr.jimdo.com/
<取材協力>
医療法人 川平内科
東北大学大学院教授 上月正博教授
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