れんこんは、穴が空いていることから「先を見通す」という意味合いがあり、縁起物の野菜として親しまれていたり、しゃきしゃきとした歯ごたえもあって 煮物をなどの料理でも人気の食材ですよね。
れんこんには、いったいどのような栄養や効果があるのでしょうか?
れんこんは丸ごと活用する!
れんこんの皮にも栄養が含まれているのはご存知ですか?皮には抗酸化作用や脂肪の蓄積を抑える働きのあるクロロゲン酸が含まれているため、まるごと食べることをオススメします。
簡単に調理できるのはなんといっても「れんこんチップス」。
れんこんチップスは、れんこんを薄く切ってアク抜きと水切りを行い、片栗粉をまんべんなくまぶして揚げ、最後に軽く塩をまぶすと出来上がりです!
また、れんこんは、日本最古の花とされるハスの地下茎部分にあたりますが、ハスの実の部分も食用とされています。ハスの実は、むくみを解消するカリウムや、疲労の回復を助けるビタミンB1、イライラをしずめるカルシウム、便秘に作用する食物繊維など、さまざまな栄養素を含んでいます。古くから薬用としても重宝され、婦人病の予防や改善も期待できるのだそうです。
ハスの実は、それほどクセのない味であり、カンボジアやベトナムではお菓子として食べたり、お茶として飲む習慣があるのだそうです。手に入れる機会があった際は、炊き込みご飯に混ぜたり、スープに入れたりするのもよいかもしれませんね。
れんこんの栄養と美容効果
注目したいのは美白作用があり、シミやそばかすを予防する働きのあるビタミンC。れんこんにはでんぷん質が多いため、加熱してもビタミンCが壊れにくいのが特長であり、含有量もレモンに匹敵するほどです。また、ビタミンCは美容効果だけではなく、細菌やウィルスから体を守り、風邪を予防する働きや、ストレスを軽減する作用もあるため、免疫力を高めて健康を維持したい方にもオススメの食材です。
その他にも胃粘膜を保護し、脂肪やたんぱく質の消化を助けるムチンや、便秘を改善する働きのある食物繊維も豊富に含まれており、胃腸の調子が気になる方にもぴったりと、本当に万能選手なのです。