長岡市寺泊水族博物館で、来年のえと「午(うま)」にちなんだ魚として「ウマヅラハギ」が展示され、訪れた人たちの目を楽しませている。
ウマヅラハギは冬の鍋料理の素材として知られ、今回は幼魚150匹が展示されている。漢字で「馬面剥」と表記し、おちょぼ口と馬のような長い顔が特徴のカワハギの仲間。北海道以南の日本近海に広く生息し、体長20センチ程度になる。県内ではコウグリと呼ばれ、秋から冬にかけてスーパーや鮮魚店の店頭に並ぶ。
体長5~8センチくらいの幼魚の展示は同館2階で行われている。ウマヅラハギは好奇心が強く、水槽の前に人が来るたびに寄ってくる。訪れた家族連れらは、「本当に顔が長いね」などと話し、見入っていた。
同博物館では毎年、翌年のえとにちなんだ生き物を展示しており、人気を集めている。開館時間は午前9時~午後5時。休館日は12月11日、同31日、1月1日、2月12日、3月5日、同12日。問い合わせは同館(0258・75・4936)まで。