■ はじめに
毎日のお風呂、ただ入って汚れを落とすだけと思っていませんか?ただ入るだけじゃもったいない!お風呂で気分良く、効果的に疲れを取る方法をお教えします。疲れた日の夜におすすめです!
■ お湯の温度を使い分ける
◎ 熱いお湯:身体の疲れを取りたいときに
寒い時期は、熱いお湯に入りたくなりますよね。半身浴が流行っていますが、「熱いお湯じゃなきゃ嫌だ」という方もいらっしゃると思います。42℃以上の熱めのお湯は、交感神経が働くことで、新陳代謝が促進されます。その結果、疲労物質の排出が促進され、汗をかくことで老廃物も排出されるので、身体(筋肉)の疲労を取る効果があります。実は、汗をかくことで食欲が抑制されるので、ダイエットにも効果があります。また、熱いお湯は目を覚まし、活動的になるので、朝風呂やリフレッシュしたいときなどにもおすすめです。逆に夜に熱いお湯に入ると、神経を高ぶらせ、眠りにつきにくくなることがあります。ただし、ご年配の方は、血圧が急に上がることや心臓に負担がかかることで重大な事故につながる危険があるので十分に気をつけてください。若い方でもあまり長く浸からず、10分程度の入浴を目安とするのがいいでしょう。
◎ ぬるいお湯:心の疲労回復に
最近は、ぬるめのお湯で半身浴が美容にもいいと言われていますよね。38~41℃のお湯は、副交感神経が働きリラックス状態になり、心の疲労回復に効果があります。また、新陳代謝と発汗もゆっくりリラックスした状態で行われ、身体をじっくり芯から温めることで湯冷めしにくくなります。ぬるいお湯は、リラックス効果で入眠しやすくなります。また、食欲のないときや、ストレスを感じているときにおすすめです。胃腸の働きが高まり、食欲が出てくる効果もあるので、夏バテしたときにも効果的です。ただし、ぬるめのお湯とはいえ、長く入ることで汗が出たりのぼせやすくなります。入る前や出たあとに水分補給をする、お風呂場に飲み水を持ちこむなど工夫をしましょう。
■ 入浴剤やバスグッズにこだわる
入浴剤には、疲労回復効果の高いものがあります。また、香りでリラックスできることもあるので、お好みの香りの入浴剤を選んで入れてみましょう。シャンプーやコンディショナー、身体を洗うボディソープなども、より自分に合った効果の高いもの、香りのいいものを選ぶと洗う作業も楽しくなるのでおすすめです。
■ 湯船の中でマッサージをする
身体の凝りを感じるときは、湯船につかりながら痛い部分を押したり揉んだりとマッサージをするのがおすすめです。筆者は立ち仕事なので、ふくらはぎのマッサージや、足裏の痛いところを押すなどしています。むくみが解消され、ラクになりますよ。
■ おわりに
筆者はどちらかと言うと熱めのお湯に浸かりたいタイプなので、ぬるめの半身浴とのメリット・デメリットをお伝えしてみました。自分の体調や疲れ具合によって、使い分けてみてください。お風呂に浸かると、リラックス脳波のアルファー波が出て、それだけでも疲れが軽減するそうですよ。
(著:nanapiユーザー・M.mina 編集:nanapi編集部 写真:PresenPic)
http://news.goo.ne.jp/article/nanapi/life/medical/nanapi-00006252.html