[ カテゴリー:医療, 生活 ]

カワイイではすまない!? 「飲酒で赤くなる人」はがんに要注意

タレントの大橋巨泉さんが、咽頭がんを患っていることを告白しました。咽頭とは口や鼻の奥にある部位を指しますが、異変に気付いて検査をしたときには既にかなり進行していたそうです。

咽頭がんは早期発見が困難だと言われています。他人事ではありません。日常的に飲酒をする人、中でもコップ1杯のビールで顔が赤くなってしまう人は、食道・咽頭がんのリスクが他人よりも高いのでご注意ください。

 

■日本人の4割が「お酒に弱い」

コップ1杯のビールでも顔が赤くなってしまう人は、飲酒に対して控え目なスタンスを保ってください。

「肝臓が他人よりも働いている証拠」と、顔が赤くなる理由を勝手に前向きに解釈して、飲酒を繰り返している人もいるようですが、実際は真逆です。

体内にはいったアルコールは、まずアセトアルデヒドという物質に分解され、その上で、さらに別の物質に分解され無毒化されます。しかし、遺伝的にアセトアルデヒドを分解する能力の弱い人が、国民の中に4割も存在すると分かっています。飲酒時に顔がすぐ赤くなる人は、その4割にはいります。

アセトアルデヒドは発がん性物質です。口やのどでもアルコールの分解は進むので、毎回の飲酒で口の中が脅かされていると考えてください。顔が赤くなる人は、アセトアルデヒドを分解する力が他人より弱いので注意が必要です。

 

■たばこがさらに「リスクを高める」

飲酒時にたばこを吸う人はさらに深刻です。たばこの煙にも、高濃度のアセトアルデヒドが含まれています。飲酒によって、口やのどがアセトアルデヒドにさらされている状態で、たばこの煙まで取り込めば、がんになるリスクは高まります。

 

咽頭がんや食道がんは、早期発見が困難です。これから年末年始にかけて飲む機会は多くなるかと思いますが、罹患してからでは遅いです!コップ1杯でも顔が赤くなる人は可能な限り飲酒の量を減らし、たばこも好きだと言う方は、できれば禁煙することをおすすめします。

http://wooris.jp/archives/59721

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