イギリスで大流行の「5:2ダイエット(週2日ゆる断食)」は、1週間のうち2日間をゆる断食日とし、通常の摂取カロリーの4分の1程度に抑えた食事にし、5日間は普通の食事を食べるというダイエット法。このダイエット法について詳しくご紹介します。
5:2ダイエット(週2日ゆる断食)とは
5:2ダイエット(週2日ゆる断食)とは
2012年、イギリス全土でブームを巻き起こしたダイエット法です。1週間のうち2日間は「断食日(ファスティング・デイ)」と呼ばれるカロリーを通常の4分の1程度に抑えた食事にし、5日間は特別なルールもなく普通の食事ができるという方法。
男性:600kcal、女性500kcalが目安となります。
■イギリスでの効果実績
・体重の減少(45日で-5kg)
・アンチエイジング
・高血圧、心臓病、糖尿病などの成人病のリスク軽減
・ガンやアルツハイマーなどの老年性疾患のリスク軽減
■具体的な方法
・1週間のうち2日間を断食日とする
・1週間のうち5日間はいつもと同じ食事内容でOK
・断食日は連続ではなく、数日間あいだをあける(例:月曜日と木曜日)
・断食日は通常の4分の1程度のカロリーを摂取
(男性:600kcal、女性500kcalを目安として行う)
5:2ダイエット(週2日ゆる断食)のポイント
断食日を快適に過ごすためには、食事をカシコク選択することが大切。例えば、クリームたっぷりのカフェラテを飲んでしまった場合、残り、200~300kcalしか摂取することができないのです。断食日はある程度、空腹を我慢しないといけませんが、食べる内容により、我慢の度合いが変わってきます。
〈低GI食品を選ぶ〉
血糖値の上がりやすい食品を食べたあと、急激に血糖値が上がり、急激に血糖値が下がります。急激に血糖値が下がると、極度の空腹感がやってくるのです。
その反面、低GI食品はゆるやかに血糖値を上昇させるので、空腹感を緩和させます。
玄米・そば・オートーミールなどGIが50以下のものを選びましょう。
また、炭水化物は少量に控えましょう。玄米ごはんなら、1日男性:150g、女性:100gを目安にしてくださいね。
〈良質なたんぱく質を選ぶ〉
たんぱく質は適度な満腹感を与えてくれるので、断食日にはもってこいの栄養素。特に卵がおすすめです。最近の研究では、朝食に卵を食べると、小麦でとるたんぱく質より、日中に空腹感を感じにくいという結果が出ています。
卵のほかに、赤身の肉、皮をとった鶏肉、低脂肪乳、大豆などがあります。
〈野菜、果物を選ぶ〉
野菜はご存じのとおり低カロリー。たくさん食べてもカロリーを気にすることはありません。ノンオイルのドレッシングでサラダや蒸し野菜にして食べましょう。
ただし、かぼちゃやじゃがいもなどはカロリーが高いので、食べ過ぎに注意しましょう。
また、日中おなかがすいたときは果物やナッツ類を選びましょう。
〈水分をたくさんとる〉
水分といっても、水だけではなく、お茶やブラックコーヒーなどもOKです。空腹感を紛らわしてくれるのはもちろん温めて飲むことで、気分をリラックスさせてくれます。
ゆっくりひと口ずつ飲むようにしましょう。
クリスマス・年末年始に向けて、今から始めるといいですね。断食日がつらくても、次の日には好きなものを食べられる!という風に考えると楽しく続けることができますよ。