寒い日にはコトコト煮込んだスープやシチュー、野菜がとろけるほど柔らかく煮た煮ものなどが一番のごちそうに感じます。
ことにこれから年末年始に向かっては、忘年会やクリスマスパーティーなど、外でごちそうを食べる機会が増えるもの。どうしても胃腸がくたびれてしまいますから、家で食べるなら消化にやさしい野菜の料理がいいですね。
中でもおすすめの野菜はキャベツ。キャベツの外葉にはカロテンが多く、粘膜を丈夫にして風邪を防いでくれますし、内側の白い葉にはビタミンCたっぷり。さらにビタミンUという成分が胃粘膜をサポートしてくれるから、ごちそう続きで疲れた胃腸にはぴったりの野菜です。
今日はそのキャベツをコトコト煮込んだお料理。豆乳をつかってクリーム風のやさしい味に仕上げています。パンにもよくあいますし、パスタやうどんなどにからめてもおいしいですよ。
[ 作り方 ]
(1) キャベツはざく切り、玉ねぎは乱切りに。
(2) (1)のキャベツと玉ねぎ、みそを鍋に入れ、蓋をして火にかけます。湯気が出て1分したら全体をザッと混ぜ、蓋をして弱火で蒸し煮にするキャベツがとろりと柔らかくなるまで、5~6分じっくりと。
(3) a を合わせて粉をよく溶かし、(2)の鍋に注ぎます。ひと煮立ちしてとろみがついたら火を止めます。あればグリンピースなどを散らしても。
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庄司いずみ(しょうじ いずみ) 野菜料理家資格:かんぶつマエストロ、野菜ソムリエ |