多くの人が悩む腰痛。実は長引く腰痛の場合、心理的な要因・ストレスが原因となり、脳が痛みを増強する悪循環に陥っていることが多い。腰痛解消のチョイスを探る。
●腰の痛み
日本人の5人に1人、2800万人もが腰の痛みに悩んでいる。男女ともに40代ごろから多くなり、高齢者だと30~40%の人が腰痛に悩んでいる。(ROADプロジェクトより)
●椎間板性(ついかんばんせい)腰痛とは
腰の骨『腰椎』(ようつい)と言われる部分には『椎骨』(ついこつ)と『椎間板』(ついかんばん)が交互に重なり、体の重みを支えている。椎骨や椎間板に負担がかかると、痛みを感じる神経が椎間板に伸びる。この状態で歩いたり座ったりの動作をすると椎間板が縮んだり、ずれたりして神経を刺激し痛みを起こす。これを『椎間板性腰痛』と呼ぶ。
●腰痛の一般的な治療・対処
・薬
・整骨/マッサージ/はり/きゅう
・温熱/けん引
・コルセット
・手術
→これらの治療は痛みを一時的に抑えるのには有効だが、根本的な解決にはならない。
●バッドチョイス 長時間の同じ姿勢
長時間同じ姿勢でいると偏って筋肉を使用することになる。
さらに、立ち姿勢と比べると座り姿勢は椎間板の負担がおよそ40%増加するというデータもある。
→デスクワークなど同じ姿勢を続けなければならない場合、腰を伸ばしたり、ひねったりするなど、こまめに体を動かすことが大切。
□痛みの悪循環
腰痛があると動かない→運動不足になる→腰を支える筋力が低下する→より腰に負担がかかる
このサイクル(悪循環)が回れば回るほど、痛みが増していく。
●チョイス 「慢性痛教室」
痛みに対する知識と痛みを和らげる運動を学ぶ講座。全国的にも始まったばかりの新しい試み。
□慢性痛教室の値段(愛知医科大学病院の場合)
1回2時間 全9回のコース
参加は1回につき3000円。全9回で27000円。保険適用外。
●「心理的ストレス」で痛みが増加
腰が痛むのは、腰椎が骨折などの身体的な原因以外に『心理的ストレス』が大きく関わっている。
例えば不安やうつなども原因になる。痛みが長く続くことによって不安になることで痛みが増加。腰の痛みを感じる人の8割ぐらいが、心理的ストレスで痛みを長引かせていると言う。
●痛みを改善するチョイス「痛み日記」
患者自身が日々の痛みを記録したもの。「痛み日記」を続けることで、同じように感じていた痛みでも、動ける時間があることや対処法に患者自身が気づくことができる。
http://news.goo.ne.jp/article/choice/life/medical/choice-20131109-c-001.html










