勤労感謝の日の23日、賃金の未払いやパワハラなど職場での労働問題に司法書士が電話で相談に応じる「労働トラブル110番」が行われました。
この電話相談は、勤労感謝の日にあわせて新潟県司法書士会が実施したもので、午前10時からの受け付けが始まると、早速、相談が寄せられていました。
相談者からは、管理職を理由に残業代が出ない上、仕事量が多く、建康を損なっているといった相談や、上司から暴力をふるわれるなど、パワハラを受けていて、苦痛に感じているといった相談が寄せられ、電話を受けた担当者が、労働基準監督署への届け出や、損害賠償を求める裁判を起こすことなど、具体的な対策をアドバイスしていました。
新潟県によりますと県内で昨年度に寄せられた労働に関する相談件数は2737件で、このうち「同僚から仲間はずれにされている」とか「上司から暴言を浴びせられる」といった職場の人間関係に関する相談は333件と、前の年度に比べておよそ2割増え、年々増加傾向にあるということです。
新潟県司法書士会の川嵜一夫副会長は、「労働環境が依然として悪く苦しんでいる人も多い。悩みを話すだけで解決することもあるのでどんな相談でも気軽に電話してください」と話しています。
23日の電話相談では、サービス残業や解雇などについてあわせて15件の相談が寄せられたということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033238901.html