「野菜が身体に害を及ぼす?」
こんなことは実際、本当にあるのでしょうか?
野菜はビタミンや食物繊維等の栄養分を多く含みます。正常な量を摂取することで腸の蠕動運動と便通を促し、抗酸化作用も高いので、美容や健康には欠かせない食べ物です。しかし、それはあくまでも“正常な量を摂取するのであれば”ということです。
実は、野菜の大量摂取が身体に危険を及ぼすかもしれないという研究結果が次々とでてきました。
一体どのように身体に害を及ぼすのか、情報サイト『LookChem』をもとに4つご紹介します。
■1:消化不良を引き起こす
大量の野菜を摂取すると、消化不良になり便秘や下痢を引き起こしてしまいます。特に、セロリやタケノコなどの食物繊維の多い野菜を大量に摂取すると、すぐに影響を及ぼします。
特に、胃腸が弱い人はご注意ください。肝硬変症の方は胃から出血してしまうこともあるので、摂取しすぎないようにしましょう。
■2:成長不足になる
大量の野菜摂取は子どもの骨の成長を妨げます。これは、野菜に含まれるシュウ酸が、カルシウムと亜鉛の吸収を妨げてしまうためです。特に、子どもや妊婦の方は注意してください。
■3:結石になる
ベジタリアンの女性は結石になりやすいのは有名ですが、これは、多くの野菜を摂取するためだと言われています。
ほうれん草やトマトやセロリ等の野菜は結石の原料となるシュウ酸を多く含みます。シュウ酸は食品に含まれるカルシウムと結合して、シュウ酸カルシウム(結石)を作ります。
もう既に結石になっている際にも、症状を悪化させて石がでにくくなるので気をつけましょう。
■4:栄養失調と貧血
ダイエットのために肉類を控え、野菜をたくさん食べた経験はありませんか?
野菜の摂取量を多くして、肉の摂取量を少なくすると、身体の必須脂肪酸やタンパク質、鉄分が不足します。その結果、美容やダイエットどころか栄養失調や貧血になり、肌荒れや顔色が悪くなったり、髪がパサパサとしてしまったりします。
いかがでしたか? 今アメリカでは、健康によいはずのベジタリアンが、不健康なのではないかという意見もでています。何でも、適量がベストなのですね。野菜の種類も1種類だけでなく、いろんな種類をバランスよく食べてくださいね。