食物繊維で腸をお掃除すると、様々なうれしい効果があると言われています。ダイエット、腸内環境改善による免疫力UP、美肌効果、体脂肪抑制効果、大腸がん予防効果などなど…。今回は、食物繊維の効果や摂取方法などをまとめてみました。薬や健康食品にたよったダイエットでなく、食生活の改善による自然なダイエットを望む方は是非ご覧ください。食物繊維は、腸内で余分な水分や老廃物を吸い取って、便の容積を膨らませることで直腸を刺激し、便秘を改善させる働きがあると言われています。
食物繊維の種類
■水溶性の食物繊維
「水溶性の食物繊維」は、塩分の便中への排泄を促進することで、血圧の上昇の抑制、腸内細菌叢の改善、血糖値上昇の抑制といった効果を発揮するそうです。こんにゃく、海藻類(寒天、昆布、ひじき、わかめ、もずく等)、果物等に多く含まれています。
■不溶性の食物繊維
「不溶性の食物繊維」は、大腸内で水分を保持し、軟便にして排泄を促したり、カラダに有害な物質を吸着させ排泄を促進したりするそうです。また、大腸内での有害な物質の通過時間が短縮されると、発ガン物質と腸壁の接触時間を減らすので、大腸がんの発生を抑制できるとも言われています。穀類(そば、ライ麦等)、豆類(大豆、小豆、えんどう豆等)、野菜類(ごぼう、切り干し大根、ブロッコリー、たけのこ、とうもろこし等)、いも類(さつまいも、里芋、山芋等)、きのこ類(えのき茸、きくらげ、しいたけ等)等に多く含まれています。
食物繊維のデトックス効果
■デトックスになる理由
カラダの中で最も毒素が貯まりやすいのが腸です。食物繊維は腸内の毒素をからめとり、体外に排出する働きがあると言われています。
■デトックスの効果
断食デトックスもありますが、自然なデトックスを望まれる方には食物繊維デトックスがお奨めです。腸内環境を整えて免疫力をUPし、腸内をきれいにすることで美肌効果も期待できます。
デトックスになる食物繊維の摂取のしかた
■どんな食物繊維を摂ればいい?
1日の摂取目安は20~21gです。「不溶性:水溶性=2:1」が理想的です。ただし、過剰に摂取には気をつけましょう。下痢を起こしやすくなり、また、ビタミンやミネラル等の栄養成分の吸収率を低下させます。
■何からどのように摂ればいい?
肉食中心の食生活から野菜中心の食生活に変えることが大切です。主食である白米に押し麦を入れたり、パンならライ麦パンや全粒パンにしましょう。また、穀類、芋類、豆類、野菜類、果実類、海藻類を多く摂ることも心がけるとよいでしょう。
■食物繊維が含まれている製品
1日の目安は20~21gですが、実際に理想通り摂取することは難しいです。そういった時に便利なのが、食物繊維の入った健康食品や健康飲料です。利用する際は、フラクトオリゴ糖、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムなどの成分が入っている製品を選びましょう。
おわりに
体に良いとされる量をしっかり守って、健康で快適なデトックスを目指しましょう!きっと、スッキリした気持ちになれるはずですよ。