はじめに
ダイエットや美容に効果があると言われている「腹八分目」。長生きの秘訣としても知られています。
実はそんな腹八分目は寒さをしのぐにも効果があると言われています。そこで本記事ではそんな腹八分目の効果と実践するためのコツをご紹介します。
腹八分目が寒さに効く理由
血液の質が向上する
満腹は食べたものを消化するのに、胃や小腸・大腸等をはじめとする消化器官に大きな負担をかけてしまいます。腸の働きが悪いと、肝臓へ栄養を運ぶ血液も汚れたものになってしまい、身体に悪影響を及ぼします。
腹八分目にすることで、消化器官への負荷を軽減し、良い腸内環境をつくることで血液の質を向上させることができます。
自律神経の働きを高める
腹八分目で食事をする際に大切だと言われている「ゆっくり食事をすること」は、リラックス時に働く副交感神経を活発にして、食事時に働く交感神経とのバランスを最適にしてくれます。
この交感神経と副交感神経の最適な活動バランスが、血流をコントロールしている自律神経の働きを向上させてくれます。
腹八分目によって血液の質を上げ、自律神経の働きを向上させることで血行が良くなり、基礎体温が上昇します。基礎体温が上がることで冷え症などの対策になり、寒さをしのぐのに効果があると言われています。
腹八分目で留めるコツ
食器を小さめのものに変える
いつもと同じ食器を使うと、空きのあるお皿に物足りなさを感じてしまいます。量が少ない!と感じないためにも食器を少し小さくすることで、見た目のボリューム感を保ちましょう。
よく噛む
咀嚼は満腹中枢を刺激します。一口10~15回噛むことを意識して、ゆっくりと食事をしましょう。そうすることで自然と満腹感が生じてきます。
スープ類を先に飲む
とにかく空腹な時などに先に温かいスープなどを飲むと、胃が落ち着いて食欲が抑えられるそうです。どうしても主食を先に食べたくなってしまいますが、先にスープに口を付けるようにしましょう。
野菜を多めに食べる
野菜はカロリーが少ないため、多く食べても身体に負担がありません。いきなり食事の量を減らすことができない!という方は主食の量を減らし、野菜やこんにゃくなど低カロリー食材を多めに摂取するように心がけるとよいでしょう。
おわりに
身体に負担がかからない腹八分目は、アンチエイジングにも効果があると注目されています。これから寒くなるシーズンがやってくるので、この機会に始めてみるのはいかがでしょうか。
(image by PresenPic)