[ カテゴリー:社会, 食育 ]

みそ汁がおいしい季節 おいしい温度を長持ちさせるには

温かい汁物やスープがおいしく感じられる季節になりました。でも逆に言えば、料理が冷めやすい季節でもあります。そこで、みそ汁を例に、おいしいと感じる温度や冷め方について調べました。

【おいしい温度】

みそ汁は沸騰する直前で約95度、お碗(わん)によそって約85度でした。すぐ飲んでおいしいと感じる人もいれば、少し冷まさないと飲めない人もいて、おいしいと感じる温度は65~75度と幅がありました。60度程度がぬるくなく、おいしく感じられる限界の目安のようです。

【冷める速度】

具を入れない約95度のみそ汁150ccを木製のお碗(容量350cc)に注ぎ、室温24度で冷める速度を測定しました。温度は注いだ直後から急速に低下し、2分で75度、5分で65度。6分を過ぎると、ぬるく感じ始める温度になってしまいます。つまり、おいしいみそ汁が飲めるのは、よそった後の5分間だけだったのです。

料理は表面から冷めます。みそ汁はサラサラの液体なので対流が起きやすく、冷めた表面と温かい内側がすぐに混ざってしまうため、冷めやすい料理といえるでしょう。

【予防策】

かたくり粉でとろみを付けて対流を防いでみました。みそ汁に対して0・5%のかたくり粉を加えたものは65度になるまで10分、1%では15分と、冷める速度はとろみが濃いほど緩やかになることが分かりました。

ただし、とろみは味わいにも影響します。1%のものは見ただけでとろみが分かり、味わいの好き嫌いも分かれました。一方、0・5%のものは冷めると濃度を感じるものの最後まで違和感なく飲めました。まずは0・5%でお試しください。

次に、普通のみそ汁にラップをして表面に触れる冷たい空気を遮断してみました。対流も防げるため、15分後でも65度を保つことができ、蓋は非常に効果的な保温方法であることが分かりました。

【まとめ】

みそ汁は「飲む直前にお碗によそう」が基本です。そして、すぐに飲まないときは「蓋をする」、場合によっては「とろみを付ける」ことで、おいしい温度を長持ちさせてください。(エフシージー総合研究所 食品料理研究室 www.fcg-r.co.jp)

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/medical/snk20131117518.html

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