毎日ではないけれど、眠りが浅い、なかなか寝つけないことがあり、翌日に眠気や疲れが残ることはありませんか? 「よくあること」「休日に寝だめすればいい」と放っておく人が多いですが、実はこれは立派な“かくれ不眠”。
短期かつ軽度の睡眠障害なので、何の対策もとらない人が多いのが現状です。しかし、このままでは仕事能率の低下や体調不良、また不眠症に発展する可能性も少なくありません。
睡眠改善委員会によると、かくれ不眠には5つのタイプがあることが判明しました。もしかしたら、あなたもかくれ不眠かもしれません。自分がどのタイプに当てはまるか、一度自分の睡眠を振り返ってみましょう。
■1:生活不規則タイプ
日常の生活や仕事が忙しく、生活パターンが不規則になって睡眠が削られているのが、このタイプ。働き盛りのサラリーマンやワーキングマザーに多いでしょう。仕方ない面もありますが、知らず知らず脳が疲れたり、身体機能のバランスが崩れたりしている恐れがあります。生活パターンの見直しを一度検討しましょう。
■2:自分は大丈夫タイプ
上記とは違ってただ忙しいだけでなく、「眠らなくても当たり前」「自分は寝なくても平気」「寝る時間を惜しんでも頑張らないと」などの気持ちがあり、無意識のうちに睡眠を犠牲にしているのがこのタイプ。
睡眠への無関心や過信がある人が多いですが、本格的な不眠症に最も近い位置にあるとされ、やがては本格的な不眠症に陥ってしまい、精神や身体の健康に明らかな影響が出てしまいます。
「仕事をセーブするのが嫌で認めたくない」と思う人も多いですが、健康な心身なしに仕事はできないことを改めて考え直しましょう。
■3:高ストレスタイプ
イライラ・無気力・無感動など、睡眠とは関係なさそうなメンタル上の問題を抱えているのがこのタイプ。その原因の一つが、不充分な睡眠によって脳が疲れていることなのです。
この状態が続くと、日々の生活にさまざまな不満を抱いたまま過ごすことになりかねません。まずは睡眠の問題を見つけ、改善に努めましょう。
■4:眠りが浅いタイプ
睡眠時間は充分とっており、睡眠を軽視しているわけではなく、生活サイクルが乱れているわけでもないのに、翌朝疲れが残るならこのタイプ。年齢が原因なことも多い一方で、若い人にも見られるそうです。
睡眠の量だけでなく、質の側面の改善も意識する必要があります。睡眠の質をあげるための環境作りや、不安を取り除く必要もあります。
■5:初期かくれ不眠タイプ
軽微なかくれ不眠症状を感じるだけのタイプ。しかし、睡眠について何らかの悩みを持っていることは間違いなく、今後明らかなかくれ不眠に陥る心配がないとはいえません。
心当たりがあったら、まずは生活リズムの乱れ、ストレス、自分の性格(生真面目、完ぺき主義など)を見直しましょう。悪化してしまうと改善に時間がかかり、それだけ心身や仕事に影響が出ます。早め早めの対策が大きな鍵ということを、覚えておいてくださいね。
http://wooris.jp/archives/57315