【ジュネーブ=石黒穣】世界気象機関(WMO)は6日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素など主要な温室効果ガスの2012年の世界平均濃度が過去最高を更新したと発表した。
二酸化炭素の平均濃度は、393・1ppm(ppmは100万分の1)で、前年より2・2ppm高かった。18世紀の産業革命前の推計値と比べると1・4倍を超す水準となった。
メタンは前年比6ppb(ppbは10億分の1)増の1819ppb。一酸化二窒素は同0・9ppb増の325・1ppbとなった。
WMOのミシェル・ジャロー事務局長は、温室効果ガスの濃度上昇について、「極端な気象現象が起こりやすくなっており、氷床や氷河が溶け、海面が上昇している」と警告した。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20131106-567-OYT1T01141.html