[ カテゴリー:生活, 食育 ]

魚に含まれる”DHA”ってどんな働きがあるの?

魚には良質なたんぱく質や、体の健康維持に必要な必須脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。DHAが注目されはじめたのは1989年のことで、2005年からは厚生労働省でも健康維持を目的として1日1g以上の摂取を推奨しています。
そんなDHAには、いったいどのような効果があるのでしょうか?

DHAの働きとは

<脳の働きをよくする>
脳には、有害な成分が脳内へ入らないようにする機能がありますが、DHAは脳の中に入って神経細胞を活性化し、記憶力や判断力を向上させる働きがあります。

<血液の流れを改善する>
赤血球や血管壁の細胞を柔らかくする働きがあり、血液の流れをよくするだけでなく、高血圧を予防する働きもあります。

<気持ちを穏やかにする>
脳の神経細胞に働きかける作用があり、感情にも何らかの形で影響していると考えられています。近年の研究によると、ストレスの緩和や精神面を安定させる効果があることが報告されています。

<アレルギー症状を緩和させる>
花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を誘発させる酵素の働きを阻害する作用があります。

<視力を回復させる>
動体視力や近視を改善させる作用があるといわれています。

<脂肪やコレステロールを減らす>
中性脂肪やコレステロールを減らし、生活習慣病を予防する働きがあるといわれています。

DHAを意識した食生活を

現代の日本では、食習慣の変化によって以前よりも魚を食べなくなってしまいました。DHAは脳を活性化させたり、認知症を予防する働きがあるため、乳幼児からお年寄りまで年齢に関係なく必要な栄養素であるといえます。

そして、このDHAは私たちの体内で合成することができないため、食べ物などから摂る必要がありますし、不足すれば体調不良が起こるとも言われています。
DHAは、いわし、さば、まぐろ、まだい、さんま、サケ、あじなどの魚類に多く含まれていますが、加熱すると酸化しやすいのが特徴です。そのため、成人の方の場合は、お刺身にして摂取することをオススメします。

このとき、養殖の魚よりも、天然の魚の方が植物プランクトンを摂取して成長しているため、より質の良いDHAを多く含みます。
また、自宅で魚料理が難しいという場合なら、外食なども上手に利用して意識して食べてみてください。

この記事を監修したアドバイザー

野菜ソムリエ・食育アドバイザー・栄養士北川みゆき 先生
統合医療系のクリニックで栄養士・野菜ソムリエとして勤務。がん患者さん向けの免疫力を高める体にやさしい食事や野菜ジュースの提案、監修を行っている。「“美と健康”を叶えるためのベジフルセミナー」が好評を得ている。

http://medical.yahoo.co.jp/diet/column/1452/

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