最近は“デトックス”で体の毒素を排出することが、注目を浴びていますよね。しかし、出すこと以上に大切なのは、体内に有害物質を入れないようにすることです。あなたは正しい知識を持って、食べ物を選んでいますか……? 出すことばかりに意識がいってしまい、うっかり取り込んでしまっていては意味がありませんよね。
今回は、ファスティング指導者でスポーツトレーナーの藤原茜さんの著書『究極のデトックス ファスティングダイエット』を参考に身近な食の新常識を3つ紹介したいと思います。毎日の料理で家族の健康を担う主婦のみなさんは、ぜひチェックしてみてくださいね!
■炭水化物は敵か味方か?
一世を風靡した“低炭水化物ダイエット”は、日本ではまだ多くの方が実践しています。しかし、このダイエット法はアメリカではすでに危険なダイエット法として知られています。
なんと、この低炭水化物ダイエットの提唱者であるロバート・アトキンス博士は、異常な食事バランスが原因とされる心臓病で2003年に亡くなっているのです。
本当に理解しなければいけないのは、減らすべきは“炭水化物”ではなく、精製された白米や小麦粉、砂糖類等の“精製された炭水化物”ということ。精製された炭水化物は、本来の有効成分を捨て、病気になりやすく太りやすい食品に加工されています。
■ホールフードとリビングフードとは?
あなたは“ホールフード”と“リビングフード”という考え方をご存知でしょうか? ホールフードとは、大型の魚より丸ごと食べられる魚、外層が除かれた白米よりも玄米といったように、命そのものをいただける食物のことです。食物全体=ホールフードで食すと、体内での消化吸収を考えた上でバランスが良くなります。
リビングフードとは、生きている食物、生食、生鮮食料品のことです。生野菜や青果、刺身等が生鮮食料品としてとらえられています。ホールフードとリビングフードの2点をおさえておくと、自然と体が喜ぶ食品を選ぶことができるようになってきます。
■農薬入り野菜作り、奨励していませんか?
現在使用されている農薬は、以前に比べて毒性が低くなってきているものの、医薬用外劇物や毒物に指定されたものも多くあります。微量だから……といっても、それらが身体に悪影響を全く与えない保証はありません。
しかし、あなたは野菜を買う時に形がいびつなものや、虫食いのものを自然と避けていませんか? 実は農薬を使用した野菜を作っているのは消費者自身なのです。無農薬野菜の需要を高めるのは、野菜を選ぶ消費者自身です。
いかがでしたか? 正しい食習慣を身につけるには、豊富な知識や最新の情報を持ったプロから教わることも大切なことです。
毎日食べる食品があなたや家族の体をつくっています。正しい選択ができるように、自分の目を養い、健康を脅かす危険を回避していきましょう。
http://wooris.jp/archives/56057