医療費が増え続ける中、75歳以上の人が加入する「後期高齢者医療制度」の保険料について、来年度からは現在より5000円引き上げ、年間4万300円とする案で検討が進められることになりました。
30日には、75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の運営を行っている、県内すべての市町村でつくる広域連合の懇談会が開かれ、新たな保険料の案が示されました。
この中では、事務局側が高齢化が進み医療費が増え続けていることや、来年4月から消費税が引き上げられることから現在、年間3万5300円となっている保険料を引き上げ、来年度からの2年間は4万300円とする案で検討すると説明しました。
これに対し、出席者からは「引き上げ幅を少なくすべきだ」などといった意見が出されていました。県内の75歳以上の高齢者の医療費は増え続けていて昨年度はひとり当たりおよそ73万と制度が始まった4年前に比べて2万7000円あまり高くなっています。
後期高齢者医療制度の保険料の引き上げは初めてで広域連合では、来年2月に保険料を最終的に決定することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035635611.html