最近、冷たいものが歯にしみる…知覚過敏かも!? とサイトで近所の歯医者を探すうちに、電話番号の下4けたが“6487”(むしばなし)になっているところを発見。さらに検索すると、全国には同様の歯医者がたくさんあることに気付いた。ここでふとギモン。こういった、仕事のイメージに合っていたり、覚えやすかったりする電話番号って、みなさんどのように入手しているのでしょう? NTT東日本の広報室に問い合わせてみた。
「お客様が新たに固定電話開設などのお申し込みをいただいたときには、弊社が提示する、3つの番号から選んでいただく手順になっています」
歯医者の“6487”のような、語呂合わせの良い番号が空いていることはめったにないようで、どうやら他の入手方法がありそう。そこで、サイトで検索を続けると、電話番号の売買を行う会社を発見。業界でも大手で、兵庫県公安委員会より認可を受けているBANGO.tvに問い合わせると、代表取締役の澤田敏幸氏が、番号の入手方法などを話してくれた。
「ゾロ目や、ごろ合わせの良い番号などを『良番号』と呼ぶのですが、入手方法としては、その番号を持っている人に直接電話をかけて事情を話し、その番号を売ってもらったり、逆に、良番号を持っている人から話を持ちかけられて買い取ったりしています。それで、良番号を必要としている個人や企業に販売しているのです。分かりやすくいえば、中古車や不動産の仲介業と似ているかもしれませんね」
なるほど。良番号を購入される人たちはどんな理由からなのでしょう?
「個人や企業ともに、お客様に覚えてもらいやすく営業上有利だから、という理由が多いです。フリーダイヤルの下6けたをすべて同じにしたある企業は、ウン億円で購入したそうです。ゾロ目でなくとも、自分のラッキーナンバーだからという理由で個人が買われる場合も。“7777”などのゾロ目はニーズも多く、価格は相場で変わりますが、数十万円を超えたりと高額になりがちですが、“1000”などキリの良い数字だと、覚えやすいけどそれほど高額にはならないようです」
歯医者は、電話番号を売買する会社から買っているケースもある、ということですね。これを読んでいるアナタ、自分の電話番号をチェックしてみては。ゾロ目や、語呂合わせが良いものなら、もしかしたら番号売買会社から電話が来るかもしれませんよ!?
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20131026-00032316-r25