俳優兼モデルの男性が、山で遭難した父親の捜索費用のために、ネットで募金を呼びかけ、物議を醸している。
子どもの難病治療のために、支援者が募金を呼びかけることはあるが、遭難者の捜索費用での呼びかけは聞いたことがない。しかも、支援者ではなく、当事者である。
この男性が批判されているのは、「山での遭難は自己責任である」という前提とともに、男性の父親及び本人は裕福であることが、ブログなどから推測できるからである。お金がありながら募金を集めるのは、どうも腑に落ちない、ということである。
私はそれ以前に、父親が不明だという時に、捜索費用の心配をするだろうか、という疑問がある。多少頭をよぎったとしても、ネットで募金を呼びかけることまで、考えが及ぶだろうか。あまりにも冷静である。
一瞬、遭難自体が本当のことなのかと疑ってしまったが、これだけ騒いでいるのだから、本当なのだろう。だとすると、父親への愛情が薄いのかもしれないとも持ってしまう。どうひいきめに見ても、納得のできない話である。
http://allabout.co.jp/newsdig/w/54031