[ カテゴリー:生活, 食育 ]

お肉を柔らかくするひと手間

健康な生活を心がけるうえで、野菜中心の生活をおこなっている方も多いかもしれません。しかし、たまにはおいしいお肉が食べたいなんて言いう方もいるのではないでしょうか?たまにしか食べないお肉なら、きちんと手間をかけて、一番美味しい状態で食べたいですよね。

お肉の柔らかさが料理の味を決める

お肉にはいくつかのランクがあり、そのランクによって歯ごたえや旨みが違います。料理に使うお肉のランクを上げれば、それ相応のおいしい食感を楽しめますが、良いお肉はそれだけ値段が張ってしまうため、必然的にお金がかかってしまいます。

そこで、安いお肉を少しでも柔らかく、程よい歯ごたえを残したまま調理するには一体どのような工夫が必要なのでしょうか?
ここでは、肉料理をより一層美味しくする、調理のちょっとしたひと手間について、お話したいと思います。

硬いお肉を柔らかくするひと手間とは

スーパーの特売で購入した安価なお肉。普通に調理して食べても美味しいのですが、そのお肉が高級なブランド肉のようにやわらかくて、歯ごたえのある食感を実現できたらお得ですよね?

実は、お肉をたんぱく質分解酵素が含まれる食材と一緒に漬け込むだけで、料理した時にお肉本来の適度な歯ごたえをそのままに、高級肉のようなワンランク上の味わいが生まれるのです。

例えばまいたけ。たんぱく質分解酵素が多く含まれているまいたけを刻んでお肉に揉み込み、水を入れて一緒に漬け込んでおくと、とても柔らかくなります。

これは、お肉に含まれるアミノ酸同士の繋がりが、まいたけの酵素によって切り離されることから起きる現象です。タンパク質分解酵素は、まいたけだけではなく、キウイフルーツやパイナップルなどにも含まれています。よく、酢豚などの肉料理にパイナップルが入っているのは、このような理由もあるのです。

このやり方は、肉の部位や種類を問わず柔らかく、そしてうまみを強くさせる事ができるので、ぜひお試しください。

お肉を美味しく食べるために手抜きは禁物!

お肉には、筋と呼ばれる硬い部分があります。この筋をそのまま調理すると、硬くて噛み切れない部分に歯が当たり、食感が非常に悪くなります。
筋がたくさんあるお肉の場合、下処理の段階で筋のラインに対して、横に切り込みを入れるか、もしくはフォークを使って何箇所も突き刺すことで、程よい歯ごたえを残したままやわらかくフワッとした食感になります。

調味料では、酢にも肉を柔らかくする効果があるので、煮込む時に酢を一緒に入れるのもおすすめです。
このように下処理の段階で工夫を凝らせば、安価なお肉でも美味しい肉料理を作ることができます。ぜひご自宅でやってみてはいかがでしょうか?

この記事を監修したアドバイザー

野菜ソムリエ、食育アドバイザー、栄養士北川みゆき 先生
統合医療系のクリニックで栄養士・野菜ソムリエとして勤務。がん患者さん向けの免疫力を高める体にやさしい食事や野菜ジュースの提案、監修を行っている。「“美と健康”を叶えるためのベジフルセミナー」が好評を得ている。

http://medical.yahoo.co.jp/diet/column/1321/

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

コメントする

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp