食べ物に含まれる栄養素は体内に取り込まれた後、それぞれの栄養素が相互に作用しあい体へと働きかけています。ということは、相性のよい栄養素同士をうまく組み合わせ、バランスのよい食事を摂るようにすれば、まわりの人よりもキレイになるために一歩リードできるというわけです。
秋に旬を迎える食材には栄養価の高いものが多いため、この機会に積極的に食べるようにしましょう!
秋の食事でキレイになる組み合わせベスト4
・きのこ×牛乳
きのこに含まれるビタミンDは、牛乳に含まれるカルシウムと一緒に摂ると吸収率がアップし、骨を強くする働きがあります!また、きのこは低カロリーですのでダイエット中の方にもオススメです。
クリームスープの中にしいたけやえのき、まいたけなどのきのこ類を合わせれば、食感や香りを楽しむことができます。
・かぼちゃ×油
かぼちゃに含まれるβ-カロテンは油と一緒に摂取すると吸収率がよくなるため、かぼちゃは油で炒めた料理がベストです。また、皮膚の健康を保つビタミンB2、シミやしわを予防するビタミンCを含む枝豆とあわせ、オリーブオイルをかけてサラダとして食べればお手軽なのに、最強の美肌レシピになります。(枝豆は冷凍のものなどを上手に活用しましょう!)
・さつまいも×りんご
さつまいもには独特の甘みがあり、コラーゲンの生成を促すビタミンC、抗酸化作用を持つビタミンEが豊富に含まれています。
ポリフェノールを含んだりんごと合わせサラダにすれば、抗酸化作用がより高まります!
・豚肉×ブロッコリー
たんぱく質とビタミンCを組み合わせることで、コラーゲンが増加し若々しい肌を保つ作用があるといわれています。豚肉に含まれているたんぱく質とブロッコリーに含まれるビタミンCを組み合わせることで、相乗効果が働きやすくなります。豚肉の炒め物にブロッコリーをプラスすることで彩りもよくなり、食欲をそそります。
幅広くさまざまな食材を取り入れましょう
いくら体によいとされる栄養素であっても、特定の食べ物だけを食べ続けるようでは栄養の偏りが生じます。栄養のバランスがとれた食生活を送るためには、体によいとされる個々の食材の特長を生かしながら、幅広く食べることが大切なのです。うまく食材を選んで食欲の秋を楽しみましょう!
この記事を監修したアドバイザー
野菜ソムリエ、食育アドバイザー、栄養士北川みゆき 先生
統合医療系のクリニックで栄養士・野菜ソムリエとして勤務。がん患者さん向けの免疫力を高める体にやさしい食事や野菜ジュースの提案、監修を行っている。“美と健康”を叶えるためのベジフルセミナー」が好評を得ている。