ライフスタイルからアプローチしていくスローなダイエット。毎日やっている事をちょこっとだけ気をつけて、余計な力を抜いてやってみて、気がつけば「痩せた?」が大正解!野菜をうまく取り入れたダイエット(美活)の習慣を野菜ソムリエが提案していきます。今回は空気の乾燥している秋~冬にかけておすすめな干し野菜についてご紹介します。意外と簡単に作れ、ダイエットや美肌作りにも効果的ですよ。
干し野菜とは傷みの原因になる水分を取り除き、乾燥させた野菜のことです。干し野菜には「完干し」と「半干し」がありますが、今回ご紹介するのは数時間干すだけで作れ、水に戻す必要のないセミドライ方法で作った半干し野菜です。基本的には生野菜と同じようにいつも通りの調理方法で使えますが、野菜を干すことは美容もダイエットも気になる忙しい女子にとってよいことが沢山あります。
~干し野菜の魅力~
1 食べ過ぎ防止に
どの野菜も干すことで歯ごたえがぐっとよくなります。よく噛むことにより少量で満足感を得られ、食べ過ぎを防止できます。
2 むくみ予防に
水分が蒸発するため、味や甘味が濃くなり、風味も豊かになります。旨みが凝縮されるので調味料を使う量が減り無駄なカロリーを摂取しなくなります。特に塩分を控えても満足感が得られますので、女性が特に気になるむくみ対策にもつながります。
3 時短調理ができる
野菜の水分量が少なくなることにより、調味料が浸透しやすく、火の通りも早くなります。また煮崩れもしにくくなり面取りも不要。カットしてから干すので調理も簡単です。
4 料理の腕が上がったように仕上がる
炒め物は余計な水分が出ずに火が通り、和え物やサラダにすると素材の甘さが出て、水っぽくなりません。また、スープに入れても歯ごたえや風味がしっかりと残ります。
~干し野菜の作り方~
1 好きな野菜を食べやすい大きさに切って、キッチンペーパーで水分を吸収させたら野菜が重ならないよう、等間隔にザルの上に並べます。
2 日当りがよく、風通しのよい場所に干して完成。
POINT
・よく晴れた日の日中10時から15時ごろが適した時間帯です。切り方や素材により時間は異なりますが、1から5時間干しましょう。シワがよってしんなりしてきたら完成です。
・はじめてでも挑戦しやすい野菜は根菜類です。水分の多いレタスなどの葉野菜や熟しすぎた果実は向いていません。
・密閉性のよい容器や袋に入れて冷蔵庫で1週間程保存ができます。水分が多いものはペーパータオルなどに包んでから容器に入れましょう。
古くさくて一見手間のかかりそうな干し野菜ですが・・・少し時間のあるときに野菜を干しておき忙しくなったらそれを使って調理をすることができるので、忙しいけどダイエットや美容も気になる現代の女子におすすめな調理法です。