はじめに
3歳~5歳の子供といっても、もう自分の意見やしたい事などはっきりとした自我があります。話していても続かない、気づいたら不機嫌そうな顔をしていた、など3歳~5歳の子供と接するのは難しいと感じてはいませんか?
そこで、ここでは3歳~5歳児と関わるコツを紹介したいと思います。
子供と接する心構え
まず子供と接する時に対する心構えですが、これは大人にも言えます、十人十色だという事です。お話が好きな子、苦手な子。
得意不得意は大人でも子供でも同じです。こちらを頭の片隅に置いておいて次に紹介致するポイントを実践していただき、子供と楽しく接して頂きたいと思います。
1:初めの印象が大事
大人社会でもそうですがまずは、笑顔で挨拶が一番大切です。声のトーンも気持ち、ワンオクターブ上げる事を意識してもいいでしょう。そうする事によって親しみやすさが出ます。そして目線は子供と同じ位置にあわせてください。子供の目線より少し下(しゃがんだあなたを子供が見下ろす)位が安心できます。
この時可能なら、挨拶とともにしゃがみ、子供の両わき腹か、肩当たりに軽く、自身の両手を添えると子供も親近感がわくでしょう。
恥ずかしくて目を逸らしてしまったり、挨拶が出来ない子供もいるかもしれませんが、この時問い詰めるのは避けたい所です。
もし挨拶ができなかったり、目を逸らしてしまったら、話を切り替えましょう。
2:3歳~5歳児の心に寄り添う
会話をする時でも、遊ぶ時でも心に寄り添った考え方を意識してください。「子供だから」という思いではなく大人と接する時同様、子供の気持ちになって考えながら接するのが良いでしょう。
3:ごっこ遊びが好き
この位の年齢だと、ヒーローアニメや、少女アニメなどのストーリー性のあるものをみたりする子が多いです。ですから、遊びに困ったら「なんのアニメが好き?」などと聞いて、敵役やそのアニメにでるキャラをやってみてあげてください。
その際、盛り上がりすぎて実際に手や足で叩いたりしてしまう事もあるでしょう。「それは痛いから、これだけにしよう」と新聞等で作っておいた物を使用するよう、伝えてあげてください。
著書はそこまで痛くなければ、より臨場感が出ますので許容範囲内でなら実際の手や足での攻撃は可能としています。この当たりは、ご自身の判断で良いかと思います。ただし双方に危険性がある場合等は理由と共に伝えてあげましょう。
4:何事もオーバーリアクションに
子供は大きな動きや動作を好みます。驚いた時も身振り手振り付きで「えー!すごいね!」と言ってあげると良いでしょう。遊んでいるときも同様に、オーバーリアクションを心掛けるとそれだけで子供の心を鷲掴み出来るでしょう。
5:何回も
気に入った遊びがあると「もう1回」とおねだりがきます。体力の続く範囲で「もう1回」に付き合ってあげてください。これで子供の中に「よく遊んでくれる楽しい人」といった印象をもってもらえます。
6:話が苦手な子もいる
全員がお話が大好きとは限りません。中にはお話はしたいけど恥ずかしくてうまく言えないなんて子もいるでしょう。ですからこちら側が誘導するような形でたくさん話しかけてみましょう。
しかし、あまりにしつこく質問攻めにするのは、子供が困ってしまいますから注意しましょう。
おわりに
この位の年齢が一番接しにくいのではないのかなと、筆者自身が姪甥と接する時に思った事があります。でも実は一番面白い時期でもあるんですよね。距離を縮めてこの年齢の子供たちと接する楽しさを、感じていただきたいです。
(photo by PresenPic)